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2005 年度 実績報告書

持続可能な開発のための教育(ESD)に関する総合的研究

研究課題

研究課題/領域番号 16200046
研究機関立教大学

研究代表者

阿部 治  立教大学, 社会学部, 教授 (60184206)

研究分担者 田中 治彦  立教大学, 文学部, 教授 (50188322)
神田 嘉延  鹿児島大学, 教育学部, 教授 (40117495)
朝岡 幸彦  東京農工大学, 農学部, 助教授 (60201886)
市川 智史  滋賀大学, 教育学部, 助教授 (60274271)
小栗 有子  鹿児島大学, 生涯学習教育研究センター, 助教授 (10381138)
キーワードESD / 環境教育 / 開発教育 / 人権教育 / 総合学習 / 持続可能性
研究概要

研究計画に従って、本年度は下記の項目について研究活動を行った。
(1)研究者ネットワークの構築
主としてアジアにおけるESD研究者のネットワークおよび研究者とESD実践者との交流を意図した国際会議を本研究班と立教大学東アジア地域環境問題研究所、開発教育協会、持続可能な開発のための教育の10年推進会議との共催で9月22日から24日にわたって実施した。本国際会議には韓国、台湾、中国、タイ、インド、フィリピン、オーストラリア、アメリカから研究者を招聘し、各国のESD事情の交流と今後のネットワーク構築に向けてワークショップを開催した。また、エクスカーションとして足尾鉱山跡地および旧谷中村(渡良瀬遊水地)を訪問し、持続可能な開発の必要性について、意見交換を行った。これらの国際会議の成果は、国際会議「持続可能な開発のための教育-環境教育と開発教育を超えるもの」報告集(199頁)として、立教大学東アジア地域環境問題研究所から出版している。
また、研究代表者(阿部)と研究協力者の佐藤(アジアユネスコ文化センター)か中心となり、ユネスコ・バンコク事務所が進めているアジア太平洋地域における持続可能な開発のための教育の10年の推進計画会合に積極的に出席し、22カ国の政府担当者および国際機関担当者などとの交流を積極的に推進し、当該地域におけるESDネットワークを積極的に構築した。
(2)ESDの国際的動向の明確化
前述の国際会議などを通じて、ESDの国際的動向を把握することにつとめると同時に、17年6月にスウェーデン、18年3月に台湾、英国などを訪問踏査した。特に、英国においては英国政府によってESD研究センターに指定されたプリマス大学ESD研究センターを訪問踏査し、英国でのESDの動向の把握に努めた。
さらに日本環境教育学会が18年2月28日-3月1日にわたって開催した環境教育国際シンポジウムの実行委員として、阿部・朝岡・小栗・佐藤(研究協力者)が本研究班の活動の一環として、積極的かかわり情報収集を行った。
(3)先進事例の調査
国内の先進地域として、水俣市と岡山市を特に重点調査し、分析を行った。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2006 2005

すべて 雑誌論文 (4件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 環境教育の制度化プロセスと決定に関する考察2006

    • 著者名/発表者名
      高橋正弘, 井村秀文
    • 雑誌名

      環境教育 15(2)

      ページ: 22-33

  • [雑誌論文] 持続可能な開発のための教育」に向けた環境教育における「参加型学習」概念の検討2006

    • 著者名/発表者名
      小玉敏也, 阿部治
    • 雑誌名

      環境教育 15(2)

      ページ: 45-55

  • [雑誌論文] 持続可能な社会をめざす新たな環境教育2005

    • 著者名/発表者名
      阿部治
    • 雑誌名

      初等教育資料 12

      ページ: 2-7

  • [雑誌論文] 持続可能な社会をめざす環境教育2005

    • 著者名/発表者名
      阿部治
    • 雑誌名

      21世紀の環境とエネルギーを考える 28

      ページ: 19-32

  • [図書] 新しい環境教育の実践2005

    • 著者名/発表者名
      朝岡幸彦(編)
    • 総ページ数
      194
    • 出版者
      高文堂出版社

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2014-10-28  

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