研究課題/領域番号 |
16200046
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
科学教育
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研究機関 | 立教大学 |
研究代表者 |
阿部 治 立教大学, 社会学部, 教授 (60184206)
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研究分担者 |
田中 治彦 立教大学, 文学部, 教授 (50188322)
神田 嘉延 鹿児島大学, 教育学部, 教授 (40117495)
朝岡 幸彦 東京農工大学, 農学部, 准教授 (60201886)
小栗 有子 鹿児島大学, 生涯学習研究センター, 准教授 (10381138)
高橋 正弘 財団法人地球環境戦略研究機関, 研究員 (10360786)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2007
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キーワード | 持続可能な開発のための教育 / 持続可能性 / 環境教育 / 開発教育 / 人権教育 / 成人教育 / 社会教育 / 総合学習 |
研究概要 |
本研究では、わが国における持続可能な開発のための教育(ESD)研究の組織化から、内容検討、応用にいたるまで総合的研究として取り組んだ。具体的な成果は以下のとおりである。 1.研究者ネットワークの構築 ESDまたは環境教育の国際会議への参加及び訪問調査、関連NGOとの連携を通じて、ESD研究のための領域を越えた国内外の研究者ネットワークを構築した。また、16、17年度には、アジアにおけるESD研究者のネットワーク構築、および研究者とESD実践者との交流を目的とした国際会議を、開催し、成果として報告集を出版した。 2.ESD研究の明確化・理論構築 ESD研究の明確化・理論構築のために、18年度には、中間報告書を『持続可能な「地域づくり」「人づくり」に向けて』と題して、『農村文化運動』182号(農文協)として刊行するとともに、公開研究会を開催し、ESD研究の課題について討議を行った。また、最終年度には成果公開シンポジウムの開催と成果報告書の刊行を行った。なお、市販向け成果報告書として農文協より2009年初頭に出版を予定している。 3.ESDの国際的動向の明確化 ESDの国際的動向を探るために、IUCN、ユネスコ等が主催するESDおよび環境教育国際会議に参加した。特に、17年度にはユネスコ・バンコク事務所におけるアジア太平洋地域における持続可能な開発のための教育の10年の推進計画会合に積極的に出席し、22力国の政府担当者および国際機関担当者などとの交流を推進した。 4.ESDの内容と国内、国外(途上国支援など)での具体化のための検討 国内外の先進事例(国内:徳島県上勝町、熊本県水俣市、鹿児島県山川町・垂水市、国外:イギリス、ドイツ、スウェーデン、フィージー、マレーシア、ベトナム、タイ、台湾等)を訪問調査し、国内におけるESDの事例を調査・分析した。
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