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2004 年度 実績報告書

知的障害者(児)のコミュニケーションを促進する支援技術機器の開発

研究課題

研究課題/領域番号 16200048
研究種目

基盤研究(A)

研究機関神戸大学

研究代表者

中林 稔堯  神戸大学, 発達科学部, 教授 (50164265)

研究分担者 岸本 肇  神戸大学, 発達科学部, 教授 (80030592)
高橋 正  神戸大学, 発達科学部, 教授 (30179494)
稲垣 成哲  神戸大学, 発達科学部, 教授 (70176387)
辰己 丈夫  東京農工大学, 総合情報メディアセンター, 助教授 (70257195)
原田 康也  早稲田大学, 法学部, 教授 (80189711)
キーワード知的障害者 / VOCA / コミュニケーション支援機器 / 音声認識
研究概要

1.知的障害者(自閉性障害者を含む)を対象にコミュニケーション及び日常生活技術の習得を促進指導するための支援機器としてVOCA試作品を完成させた。VOCAはPDAによるものであるが、親等の支援者が利用者に反復学習させる内容や順序を編集するためにパソコンを使用しPDAの学習プログラムを適宜利用者のニーズに応じて変更できるものである。また、PDAの画面上には、利用者の注意を喚起するために絵や動画像を使用し、同時に音声、文字による表示を行うものである。今後、試作VOCAは附属養護学校に在籍する障害のある生徒・家庭等にも協力を得て、生徒が日常生活場面で実際に使用し、評価とプログラムの修正を行い、知的障害者に有効な形態と機能について検討する。
さらに、利用者がより簡便に安価に使用できるために、市販のメッセージカードを改良し、簡易型カード型VOCAの試作品も作成した。
2.知的障害者等の音声認識用音響モデルのトレーニング・データ収集システムを作成した。音声認識用の音響モデルを構築するためには様々な症例ごとに音声データをなるべく多量に収集する必要がある。そこで、知的障害者が興味関心を持ち取り組めるようゲーム性を持たせた音声収録システムとして作成し、収録された音声データを音響モデルの再トレーニングの基礎的なデータとして利用できるように、選別作業とラベリング作業を行えるものとした。
3.VOCA作成の基礎研究として、健常児、学習障害児、軽度知的障害児を対象にアイカメラ(竹井機器工業製Free View 平成14年度科学研究費補助金にて購入)を使用した検査を継続実施し、眼球運動や視覚的情報処理について心理生理学レベルでデータを収集・分析した。

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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