研究課題/領域番号 |
16200048
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
中林 稔尭 神戸大学, 発達科学部, 教授 (50164265)
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研究分担者 |
岸本 肇 神戸大学, 発達科学部, 教授 (80030592)
高橋 正 神戸大学, 発達科学部, 教授 (30179494)
稲垣 成哲 神戸大学, 発達科学部, 教授 (70176387)
辰己 丈夫 東京農工大学, 総合情報メディアセンター, 助教授 (70257195)
原田 康也 早稲田大学, 法学部, 教授 (80189711)
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キーワード | 知的障害 / VOCA / コミュニケーション支援機器 / 音声認識 |
研究概要 |
1.16年度に比較的障害の重い知的障害者(自閉性障害者を含む)を対象にコミュニケーション及び生活支援を促進するための機器としてVOCAの試作品を作成した。VOCAはカメラ付PDAによるもので、障害のある人の個別のニーズに合わせカスタマイズ可能な設計にするために、実際にモニター(知的障害者、自閉性障害者を対象)による実証実験を繰り返し、プログラムの修正や追加を行ない、知的障害者に有効な形態と機能について検討を重ね、完成度の高いVOCAを作り上げた。プログラムは、「生活支援VOCA」、「ピクチャーボイス」、「ピクチャータイマー」、「ことばスロット」である。 一方、市販のメッセージカードを活用した簡易版カード型VOCAについても、モニターによる実証評価を行ない、スピーカー、ろぅおん・再生ボタン等の改良点を明らかにした。 2.昨年度に作成した言語障害を有する知的障害者を対象とした音声認識用音響モデルのトレーニング・データ収集システムについて、予備実験をした後に、さらに知的障害者が興味を持って取組めるよう一部修正し、音声認識用の音響モデルを構築するために音声データを収録した。収録した音声データを音響モデルの基礎的なデータとして利用できるように、原波形の分析と処理を行ない、音声認識の第三段階である「言語処理」の準備を整えた。
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