研究課題/領域番号 |
16203006
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研究種目 |
基盤研究(A)
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
洲崎 博史 京都大学, 大学院・法学研究科, 教授 (20211310)
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研究分担者 |
前田 雅弘 京都大学, 大学院・法学研究科, 教授 (50240817)
川濱 昇 京都大学, 大学院・法学研究科, 教授 (60204749)
潮見 佳男 京都大学, 大学院・法学研究科, 教授 (70178854)
山本 敬三 京都大学, 大学院・法学研究科, 教授 (80191401)
北村 雅史 京都大学, 大学院・法学研究科, 教授 (90204916)
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キーワード | 商行為 / 法の現代化 / 商法の再編 / 民法の再編 / 法の経済分析 |
研究概要 |
本研究は、商取引に関する商行為法とその基礎としての民法について、現代取引社会における種々の要請を充たしうるよう改正することに向けた立法的提言をおこなうことを、目的としている。この目的を達するために、計画初年度の本年度は、研究を円滑かつ効率的に進めるための準備に力点をおいて、主として次の5つの作業をおこなった。 第一に、目的の達成に向けた共通の基礎をえることを目的として、我が国の法状況の現状を明らかにする作業を研究会形式でおこなった。その結果、当面、商行為法の現代化・商法の再編に関する研究と、民法再編に関する研究を独立に進めていくことにした。 第二に、商行為法の現代化に関して、商取引をどのように類型化して検討を進めるかを検討した。その結果、研究計画に挙げた(1)売買型、(2)役務提供型、(3)金融取引型、(4)仲介型、(5)電子取引、(6)その他の複合型取引という類型を維持することを確認した。 第三に、(4)の類型のうち、仲立人・代理商に関して、研究会において集中的に検討した。 第四に、(3)(4)の類型に関するものとして、金融サービス機構、証券会社・保険仲介業者の行為規制に関する英国の現状を研究分担者・北村が、(2)に関するものとして、国際海上運送取引に関する現状を研究分担者・増田が、英国において調査した。 第五に、民法再編に関して、とくに債務法の現代化について集中的に検討を進めた。その結果、これに関連する問題について、平成18年度の日本私法学会シンポジウムにおいて報告をすることとし、エントリーを済ませた。
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