研究課題
引き続き、グローバリゼーションの影響下における新しい安全保障の状況分析と理論化をめぐる共同研究を行なっている。本年度初めに出版した、五十嵐暁郎、佐々木寛、高原明生(編著)『東アジア安全保障の新展開』(明石書店)は、その中間報告となっており、グローバリゼーションの影響による安全保障論の転換とその意味、日本における安全保障概念の再検討、新しい安全保障論に照らした今日の日本の試み、東アジアにおける安全保障をめぐる国際的状況の変化、米国の単独行動主義、環境・エネルギーの安全保障論、経済安全保障論、ジェンダーの視点からの安全保障論、テロリズムの理論的考察などを分析、発表した。その後も、東アジアにおける安全保障、国際関係の変化や、この地域の国際関係やそれをめぐる意識についての歴史的な考察、経済的な発展とそれによる全体状況の変化、さらに市民社会における安全保障についての意識などについて、さらに深い考察をめざしている。また、現在の世界で最も注目されている平和研究所であるスペインのバルセロナ自治大学平和文化研究所(escola de cultura de pau:所在地Edifici G6〜Campus de la UAB 08193 Bellaterra (Cerdanyola del Valles) Barcelona, Spain)の活動に刺激を受け、地域社会や地方自治体、NGOとの連携における平和研究活動について強い関心を持ち、近く共同研究などの活動に取りかかりたいと考えている。
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岩波講座『「帝国」日本の学知』 第2巻(5月刊行予定)
平和・コミュニティ研究 創刊号
ページ: 66-75
Sophia International Review
ページ: 1-12
潮 8月号
ページ: 112-120
法律時報 増刊号
ページ: 121-123
潮 556号
ページ: 156-164
世界 740号
ページ: 92-109
法律時報 77巻・5号
ページ: 58-62
日本評論社 10月号・609
ページ: 27-30
ページ: 198-208