研究課題
基盤研究(A)
本年度は、昨年度までの研究を継続するとともに、最終年度にあたり研究の集約と研究書および研究雑誌への論文掲載、また研究集会などにおける報告を主目的とした。各メンバーが執筆した論文については下記のリストを参照されたい。共同研究の成果は立教大学の平和・コミュニティ研究機構が出版している叢書、計3巻での執筆である。各巻の主題は、「コミュニティと平和」「移動するアジア」「ローカル・コミュニティにおける平和政策」であり、2007年度前半の刊行にむけて順調に進捗している。また、シュラーズと五十嵐は、環境問題と女性の政治参加について国会や全国の自治体の女性議員にインタビューを重ねてきた。その成果は日英両語で刊行する予定である。これらの研究にも表れているように、本研究ではグローバリゼーションの影響下における包括的安全保障の諸問題、その理論と実践を研究対象とするとともに、実践の主体として「市民」を想定しているが特徴である。すなわち、ローカルからリージョナル、グローバルの各レベルのコミュニティにおける包括的安全保障の諸問題に取り組むのは、コスモポリタンな価値観を共有し、それらを実現しようとする人々であり、NGOや自治体であるという観点からこの研究を行なってきた。市民の立場からする包括的安全保障の理論構築と実践の分析が、本研究に一貫した視点であった。
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すべて 雑誌論文 (25件) 図書 (1件)
アメリカ政治外交のアナトミー(山本吉宣・武田興欣編)
ページ: 213-250
The Anatomy American Politics and Diplomacy
原典アメリカ史・衰退論の登場(アメリカ学会編) 第8巻
岩波講座・アジア・太平洋戦争-20世紀の中のアジア・太平洋戦争(倉沢・杉原・油井他編集) 第8巻
ページ: 59-86
近代東アジアのグローバリゼーション(マーク・カプリオ編)
ページ: 220-253
Japan Focus no.702
立教法学 72号
ページ: 1-16
原典アメリカ史・唯一の超大国(アメリカ学会編) 第9巻
ページ: 177-186
東亜 444号
ページ: 138-146
平和・コミュニティ研究 No. 2
ページ: 50-59
The Appearance of the Decay Argument, Iwanami Shoten
The Asia Pacific War in 20th Century
The Globalization in Modern East Asia
ページ: 220-250
Japan Focus. No.702
Rikkyo Hougaku no.72
he Lone Super Power
Seori shoh
Studies on Peace and Community no.2
Ecological Modernisation in Japan
Journal of Pacific Asia No. 11
ページ: 79-102
エコノミスト 2004年7月13日号
ページ: 84-86
Toa 444
ページ: 10-15
Journal of Pacific Asia 11
Economist,2004.7.13
Ecological Modernization in Japan, 2005 (In Brendan Barrett, eds)