研究課題/領域番号 |
16203014
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研究種目 |
基盤研究(A)
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研究機関 | 一橋大学 |
研究代表者 |
加納 悟 一橋大学, 経済研究所, 教授 (50114971)
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研究分担者 |
馬場 康維 統計数理研究所, 統計科学情報センター, 教授 (90000215)
美添 泰人 青山学院大学, 経済学部, 教授 (80062868)
佐井 至道 岡山商科大学, 法経学部, 教授 (30186910)
西郷 浩 早稲田大学, 政治経済学術院, 教授 (00205626)
国友 直人 東京大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (10153313)
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キーワード | 官庁統計 / 調査の精度評価 / ローテーションサンプリング / 時系列断層 / 個別情報の秘匿 / 小地域限定 |
研究概要 |
本研究グループは官庁統計の現在の調査方法の改善や、調査結果の広範な利用に直結する課題に焦点を絞り、理論的な観点から解決策を提示することを意図している本研究は、5つに分かれたサブグループに所属する研究者相互が密接に連携し膨大なデータをもとに実験を重ねていく。 16年度は9月初頭に富士大学で統計関連学会連合大会が開催され当研究グループメンバーの殆どが参加したため、この大会期間中、第一回目の会合をひらき、予算執行や研究会の開催などについて話し合いをもった。本研究グループは5つの主要なテーマに基づきサブグループに分かれての研究遂行を行っていくが、サブグループごとの研究会は頻繁に行っていくことをここで再度確認し、また12月に全体集会を開くことを決定した。その決定に基づき、11月に早稲田大学にてサブグループの研究会を開いた。本研究グループからは群馬大学社会情報学部の樋田勉氏、早稲田大学政治経済学術院の西郷浩氏の2名が、そして厚生労働省の石井太氏が発表を行った。この研究会では早稲田大学の研究生、大学院生も参加し、活発な議論がなされた。また12月には全体集会として一橋大学COEとの共催で研究集会を行った。メンバー全員が研究の方向性を明らかにすべく研究発表を行ったことでサブグループのみならず、各自の研究の方向性を全体で共有することができ、来年度以降はグループ内、あるいはグループ間での協力をより密にしていくことを相互で確認した。この研究集会には実際に官庁統計を作成している総務省統計局からも10名近くの参加者があり積極的に意見交換を行った。さらに海外からの招聘研究者の講演もあるなど、初年度の全体の研究集会は充実した内容となった。
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