研究課題/領域番号 |
16203036
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
亀口 憲治 東京大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (10091240)
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研究分担者 |
田中 千穂子 東京大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (70292802)
下山 晴彦 東京大学, 大学院教育学研究科, 教授 (60167450)
中釜 洋子 東京大学, 大学院教育学研究科, 助教授 (40272489)
能智 正博 東京大学, 大学院・教育学研究科, 助教授 (30292717)
倉光 修 東京大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (00135493)
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キーワード | 臨床心理実習 / ビデオ教材 / 国際協働 / 心理教育 / スーパーヴィジョン / 予防的カウンセリング / 学校臨床 / 事例研究法 |
研究概要 |
研究代表者の亀口憲治は、本年度の主要な課題である臨床心理実習の基盤を充実させるために、臨床心理面接の指導用のビデオ教材の総合的なライブラリーの作成を開始した。その第1段階として、家族面接を主とする面接場面を記録した1000本余のビデオをDVDにダビングする作業を完了した。続いて、初学者が臨床実践を行う上で参考になる不登校やひきこもり等の10事例を選択し、教材用DVDビデオのシリーズとして完成させるために編集作業を継続中である。 研究分担者の田中千穂子は、事例研究法の指導案作成に関わる初年度の文献研究を踏まえ、今年度は事例研究の経験を有する研究者を対象とする面接調査を実施し、その内的体験過程をKJ法によって明らかにした。下山晴彦は、臨床心理学の発展に関する比較研究を担当し、英・米・独・豪・中・加・新諸国における臨床心理士の位置づけ、ならびに科学と文化の相互作用について分析を行った。中釜洋子は、小中学生の親を対象とする心理教育の応用について、資料収集や院生の教育・指導をかねた両親カウンセリングを実践した。能智正博は、質的研究法を実際の教育場面で実践する活動を行った。倉光修は、スウェーデンを訪問し、臨床心理スーパーヴィジョンの質的改善に関する資料収集を行った。角田真紀子は、学校臨床における予防的カウンセリングについての実践的研究を論文としてまとめ、その成果の一部を日本心理臨床学会等で発表した。
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