• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2004 年度 実績報告書

超高分解能MRマイクロスコープによるヒト胚子三次元構造データベースの構築

研究課題

研究課題/領域番号 16206012
研究種目

基盤研究(A)

研究機関筑波大学

研究代表者

巨瀬 勝美  筑波大学, 大学院・数理物質科学研究科, 教授 (60186690)

キーワードMRI / NMR / MRマイクロスコープ / ヒト胚子 / エンブリオ / 三次元画像 / 超並列 / 超伝導磁石
研究概要

まず,ヒト胚子のMRマイクロスコープ画像のSNRを向上させるために,静磁場強度9.4T,室温開口径89mmの高磁場超伝導磁石,静磁場を均一化させるための室温マトリックスシムコイル,そしてシムコイル電源などを導入した.さらに,これを用いたMRマイクロスコープを構築するために,400MHzのMRIトランシーバー,300〜500MHzの広帯域AB級NMR用トランスミッター(200W),±30V,±15Aの高速定電流電源,高安定シンセサイザ等を導入した.
制御系としては,工業用ラック型パーソナルコンピュータに,パルスプログラマとして使用するDSP(ディジタルシグナルプロセッサ)ボード,NMR信号をディジタル化するためのAD変換ボード(14ビット,2チャンネル同時サンプリング)をインストールしたものを使用した.PCのオペレーティングシステムには,Windows98を使用し,パルスプログラマ用ソフトウェア,データ収集用ソフトウェア,画像再構成ソフトウェアは,Windows上のC言語などを用いて開発した.
勾配コイルとしては,導入済みのDoty社のアクティブシールド型勾配コイルを使用し,その中に,ソレノイドコイルを挿入することによりNMR信号送受信のためのRFコイルとした.小口径のソレノイドコイルを用いた場合でも,400MHzの高い周波数で,チューニングと50Ωマッチングを実現することは困難であるため,銅線で巻いたソレノイドを,チップキャパシタで分割した.この結果,直径8mm,4ターンのソレノイドコイルでも,400MHzにて,チューニングと50Ωマッチングを達成することに成功した.

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2004

すべて 雑誌論文 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] Development of a Compact MRI System for Trabecular Bone Volume Fraction Measurements2004

    • 著者名/発表者名
      Kose et al.
    • 雑誌名

      Magnetic Resonance in Medicine 52

      ページ: 440-444

  • [図書] コンパクトMRI2004

    • 著者名/発表者名
      巨瀬 勝美 編著
    • 総ページ数
      196
    • 出版者
      共立出版

URL: 

公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi