研究課題
基盤研究(A)
HGFアンタゴニストとして独自に開発したNK4を用いて、難治癌である膵癌の遺伝子治療を確立するために前臨床試験を実施した。(1)GMP基準のアデノNK4を協力企業と共に作成し、動物を用いて安全性を確認した。(2)抗癌剤(gemcitabine)とアデノNK4併用療法の治療効果を評価し、臨床実施へ向けてより治療効果の高い投与方法を確立した。(3)膵癌肝転移制御としてアデノNK4の門脈内投与の有効性を示し、膵癌肝転移腫瘍への治療法を示した。(4)膵癌局所再発を制御するdrug delivery systemとして、口腔粘膜上皮細胞、徐放シートによるアデノNK4並びに抗癌剤の局所治療を可能にした。(5)抗癌剤をfibrin glue併用による膵癌局所治療効果を評価した。その成果に基づき、臨床試験をすでに3例行っており、現在継続中である。(6)膵癌患者より採取した膵液分析を行い、早期診断のマーカー開発に向けて遺伝子解析を実施した。さらにこれらを踏まえリアルタイムで迅速に判別できる機器開発を進めた。(7)抗癌剤(gemcitabine)とアデノNK4併用療法の治療効果を分子生物学的な手法により裏付け、とくにアデノNK4の感染効率がgemcitabine投与後に増加することを明らかにした。(8)膵癌細胞に放射線を照射すると、アデノNK4の遺伝子導入効率が増加し、CMVpromotor活性を増強されること、治療効果が増強すること明らかにした。(9)h-tert promotorを持ち腫瘍特異的制限増殖型アデノウイルスを新たに作成し、Gemcitabineにはtert発現促進作用があること、ウイルス感染効率の増強、殺細胞効果の増強など相乗効果を確認した。
すべて 2007 2006 2005 2004
すべて 雑誌論文 (44件) (うち査読あり 22件) 学会発表 (19件)
Journal of Pathology 213
ページ: 275-82
Clin Cancer Res 13
ページ: 4371-77
Anticancer Res. 27
ページ: 793-800
Cancer Epidemiol Biomarkers Prev 16
ページ: 649-54
Int. J. Cancer 120
ページ: 1634-40
Anticancer Research 27
J Pathol 210
ページ: 42-8
Clin Cancer Res 12
ページ: 5417-22
Clin Cancer Res. 121
ページ: 5411-16
World J Gastroenterol 12
ページ: 3878-82
Cancer Gene Therapy 13
ページ: 520-9
ページ: 2066-9
Cancer Genomics & Proteomic 3
ページ: 47-54
International Journal of Cancer 118
ページ: 405-11
Int. J. Cancer 118
ページ: 405-411
Cancer Genomics & Proteornics 3
ページ: 520-529
ページ: 5411-6
ページ: 42-48
Clin Cancer Res 11
ページ: 7785-93
Int. J. Cancer 117
ページ: 160-5
Cancer Letters 224
ページ: 303-10
ページ: 2285-2292
J Biomed Master Res B Appl Biomater
ページ: 303-310
ページ: 160-165
World Journal of Surgery 28
ページ: 995-1000
J Biomed Master Res B Appl Biomater 73
ページ: 203
Journal Of Controlled Release 100
ページ: 317-30
Cancer 101
ページ: 2309-17
Cancer Res 64
ページ: 3215-22
Cancer Research 64
ページ: 317-330