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2006 年度 実績報告書

東アジアにおける旧石器編年・古環境変遷に関する基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 16251005
研究機関同志社大学

研究代表者

松藤 和人  同志社大学, 文学部, 教授 (90288598)

研究分担者 成瀬 敏郎  兵庫教育大学, 学校教育学部, 教授 (60033510)
板谷 徹丸  岡山理科大学, 自然科学研究所, 教授 (60148682)
長岡 信治  長崎大学, 教育学部, 助教授 (80244028)
キーワードレス-古土壌編年 / 火山灰分析 / 古地磁気 / 万水里遺跡 / 全谷里遺跡 / 金浦場墓遺跡 / ハンドアックス / 前期旧石器
研究概要

表記研究課題に沿って、分担・共同研究者とともに韓国・中国での精力的な現地調査を実施した。
本年度の最大の成果は、韓国における出土旧石器のレス-古土壌編年のスタンダードを確立するため、韓国中部の忠清北道万水里遺跡において漢陽大学校との共同調査をおこない、各種分析用のサンプリングを実施するとともに、酸素同位体比ステージ2(1〜2.4万年前)からステージ15(57〜62万年前)までの連続層序を視認し、朝鮮半島最古の旧石器遺跡の科学的な年代根拠となるサンプルを収集したことにある。
5月上旬 培材大学学術研究支援センター(ソウル市)で開催された国際セミナーにおいて韓国全谷里遺跡の最近の調査研究成果について発表し、研究成果の概要を学術誌(『旧石器考古学』68号)に発表した。
8月中旬 韓国忠清北道万水里遺跡にてレス-古土壌調査、年代確定のため火山灰、古地磁気(初期磁化率)、OSL年代測定用のサンプルを採取し、現在、分析中である。
9月下旬 中国陝西省洛川・宝鶏市の黄土堆積模式地において、韓国と黄土高原のレス-古土壌層序との比較のため、現地踏査を実施。
11月 中国南京市南京博物院にて金壇市和尚〓遺跡出土旧石器の実測およびデータベース作成のための補足調査を実施。
12月・1月 発掘調査中の韓国金浦場基遺跡にてレス-古土壌層序および出土旧石器の観察調査。
3月中旬 韓国全谷里遺跡においてハンドアックス等の出土層準の年代を確定するため、古地磁気測定、火山灰分析、粒度分析のための各種サンプリングを実施。
3月下旬 中国貴州省観音洞・盤県大洞旧石器遺跡、雲南省元謀人化石出土地での堆積物並びに出土旧石器の観察調査および地元研究者との情報交換を実施。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] 韓国全谷里遺跡の地質学・年代測定における新展開2006

    • 著者名/発表者名
      松藤 和人
    • 雑誌名

      旧石器考古学 68

      ページ: 43-48

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 査読あり

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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