研究課題/領域番号 |
16252007
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研究機関 | 奈良女子大学 |
研究代表者 |
宮坂 靖子 奈良女子大学, 人間文化研究科, 助教授 (30252828)
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研究分担者 |
岩崎 雅美 奈良女子大学, 生活環境学部, 教授 (10083057)
相馬 秀廣 奈良女子大学, 文学部, 教授 (90196999)
増井 正哉 奈良女子大学, 生活環境学部, 教授 (40190350)
内海 成治 大阪大学, 人間科学研究科, 教授 (80283711)
小林 多寿子 日本女子大学, 人間社会学部, 教授 (50198793)
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キーワード | アフガニスタン / バーミヤン / 生活環境学 / 比較教育学 / ジェンダー学 / 地理学 / 社会学 / 国際研究者交流 |
研究概要 |
平成17年7月28日から8月18日の間、研究協力者の景平(大阪大学大学院生)と研究分担者の内海(8月8日〜)がアフガニスタンを訪問し、アフガニスタンの教育関連機関や共同研究者の所属するカブール大学、バーミヤン大学等を訪問し研究実施体制作りを行った。また、現地のコンタクトパーソンを確定し、フィールドを選定するなどの研究実施のための基礎作業を行った。また、宮坂・岩崎・増井は、本務校よりアフガニスタンの渡航許可が得られなかったため、8月9日〜22日にパキスタンを訪問し、アフガン難民キャンプや民家を訪問し、アフガニスタンとイスラムのジェンダーに関係する情報収集を行った。また8月19日には、共同研究者であるカブール大学女性教員2名とバーミヤン大学女性教員2名の計4名をパキスタンのイスラマバードに招聘し、日本側の5人のメンバーとともに共同研究会を開催し、研究実施計画について話し合った。 10月27日〜11月6日の間に、宮坂・岩崎と研究協力者の景平(大阪大学大学院生)がアフガニスタンを訪問し、バーミヤンにおいて予備調査を行った。訪問先は、バーミヤン州セントラルオブバミヤン地区ドウカニ地域の民家一軒、及びヤカウラン地区バンデアミールの中学校一校と民家一軒を訪問し、インタビュー調査を行った。 今年度の本研究の成果は、第一に、調査対象地を選定し、コンタクトパーソンを通して実際に民家訪問による聴き取り調査を実施したこと、第二、バーミヤン調査でのカウンターパートとなるバーミヤン大学と協力体制の基礎を築くことができたことである。今回のフィールド調査においても、大学の承認のもとに、バーミヤン大学の女性教員の通訳の協力が得られた。来年度の調査実施に向けての基盤が整えられたと言えよう。
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