研究課題/領域番号 |
16252009
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
黒田 則博 広島大学, 教育開発国際協力研究センター, 教授 (80274140)
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研究分担者 |
長尾 眞文 広島大学, 教育開発国際協力研究センター, 教授 (10304461)
澤村 信英 広島大学, 教育開発国際協力研究センター, 助教授 (30294599)
浜野 隆 お茶の水女子大学, 文教育学部, 助教授 (00262288)
黒田 一雄 早稲田大学, 大学院アジア太平洋研究科, 教授 (70294600)
吉田 和浩 広島大学, 教育開発国際協力研究センター, 助教授 (70432672)
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キーワード | 教育開発 / アフリカ / アジア / 研究者と教員との協力 / 教育の質 / 内発的 / 質的研究 |
研究概要 |
今年度は、平成18年11月にウガンダのマケレレ大学と共同で研究会(Second Reflective Dialogue Meeting)を開催し、昨年度及び今年度において実施した、ケニアッタ大学(ケニア)、ケープコースト大学(ガーナ)、プレトリア大学(南アフリカ)、マラウイ大学(マラウイ)と、広島大学教育開発国際協力研究センターを中心とする日本の大学との共同研究の成果が発表された。これらはいずれも内発的な教育開発における教育の質の問題を中心としたもので、これらの研究から、内発的な教育開発のためには、(1)教員や生徒など、学校や教室での活動にもっと焦点を当てる必要があること、(2)統計的な量的アプローチだけではなく質的な分析も必要なこと、(3)学校や教室での実態に即した研究を行なうには大学の研究者と学校の教員との密接な協力関係が必要なことなどが指摘された。 またこの会議では、今年度から共同研究を開始した、ダレサラム大学(タンザニア)、マケレレ大学(ウガンダ)、アジスアベバ大学(エチオピア)及びアブド・モウモウニ大学(ニジェール)との共同研究についても中間的な発表が行なわれた。 さらには、平成19年2月〜3月に広島大学において、アジアとアフリカの教育開発研究のこれまでの蓄積を相互に発表しあうAfrica-Asia Dialogue Seminarを開催した。この会議には、ナイジェリア、ザンビア、マダガスカル、ブルキナファッソ及びウガンダのアフリカ5ヶ国と、インドネシア、タイ、インド、ベトナム、マレーシア及び日本のアジア6ヶ国の研究者が参加した。またこの会合は、最終年度の研究の準備会合としても位置づけられる。
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