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2004 年度 実績報告書

ネットワーク活動を通したアジアのまちづくりに関する計画論的研究

研究課題

研究課題/領域番号 16254004
研究種目

基盤研究(A)

研究機関東洋大学

研究代表者

藤井 敏信  東洋大学, 国際地域学部, 教授 (50165338)

研究分担者 内田 雄造  東洋大学, 工学部, 教授 (60058120)
安 相景  東洋大学, 国際地域学部, 教授 (40307781)
高橋 一男  東洋大学, 国際地域学部, 教授 (70206796)
キーワード都市計画 / 計画論 / コミュニティ開発
研究概要

本研究はフィールドワークを重視した研究活動である。本年度は藤井、安、高橋が中心となりフィリピン、韓国、タイにおいて現地調査を実施し、英国においてコミュニティネットワークの理論に関する資料を収集した。現在も国ごとの調査・分析を行いながらアジア全体を射程に入れて、コミュニティネットワーク活動の現状分析を中心に行っている。今年度の現地調査の行程は以下の通りであった。
1.フィリピン、セブでのNGO調査:(1)パッタンバヤン財団によるコミュニティ抵当事業の一環としてバランガイでコミュニティ開発が活発に行われているLus地区を調査した。(2)「カーバング」(KAABAG SA SUGBO-セブのパートナーシップ)は30の開発NGO団体で構成される連合組織(ネットワーク)である。1991年に組織され、以降それぞれにNGOとしての自前の活動を行いながら月単位で定期的に集まり、情報の交換や社会福祉事業などで協働している。その活動内容を調査した。
2.マニラ調査:(1)フリーダムトウビルドの新規開発地では貧困者から中間層までを対象として住宅地を建設し、分譲しているNGOのデ・ラ・コスタIから始まるシリーズの五番目、デ・ラ・コスタVを調査した。コミュニティ形成を組み込んだ開発を遂行している。(2)アサンバ地区を調査した、マニラ市北東部にあり、住民によるコミュニティ開発が実施されている。
3.韓国ソウル調査:(1)カンブック地区で活動する地域のコミュニティ組織「The Women's Society for Green Lives」を訪ねヒアリングを行った。(2)カナック地区で総合的な開発を行っている住民組織「カナック住民連帯」を調査した。
4.タイ調査-CODI主導のコミュニティネットワーク活動:CODI主導で行われているコミュニティ開発やネットワーク活動について、バンコク、アユタヤで展開されている先駆的な事例を中心に調査した。
5.インドネシア、バンドン調査:バンドンにおけるコミュニティ開発の事例を調査した。
6.イギリス調査:コミュニティ開発に関する資料を収集した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2005 2004

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] Formation of Multi-habitat in Asian Mega-cities-The Case of Tokyo2005

    • 著者名/発表者名
      Toshinobu Fujii
    • 雑誌名

      国際地域学研究 第8号

      ページ: 299-310

  • [雑誌論文] Suggestions for Formation of Sustainable Human Settlements : A Case Study of Community Network Activities in Ayutthaya2004

    • 著者名/発表者名
      高橋 一男
    • 雑誌名

      ENDOGENOUS DEVELOPMENT FOR SUSTAINABLE MULTI-HABITATIONS IN ASIAN CITIES

      ページ: 93-105

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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