研究課題
基盤研究(A)
目的)ボーダーレス時代に伴う人や食品の広範囲の移動により、感染症の国際化・多様化が進み、テロ問題も加わり、国際防疫対策の強化が急務である。これら感染症が日本に侵入すると大きな社会問題となるので、海外での感染症情報の迅速な収集と、拡大防止の危機管理体制の強化が必要である。同時に食品媒介感染症のリスク評価の実施も必要である。そのほとんどが人獣共通感染症であるため、衛生分野に携わる専門集団が取組む必要がある。そこで、アジアに焦点を絞り、(1)人獣共通感染症発生や食品有害微生物のサーベイランスの実施、(2)迅速・簡便な検査法の開発・改良と現地での普及を行った。成果内容)タイとの共同研究で、炭疽ワクチン効果検定システムの構築を実施するとともに、市販の鶏肉、豚肉、牛肉、エビ、輸入エビや鶏肉からサルモネラなどの食中毒菌の分離を行い、同時に薬剤耐性分布調査も行った。その結果、汚染状況は我が国と変わりがないことを示した。また、アジア地域における有用性を検討する予定で、鳥インフルエンザウイルスのNP蛋白の大腸菌組換えタンパクを作成し、抗体検出用ラテックス凝集テストを開発した。本法は理論上は動物種に関係なくインフルエンザAウイルス抗体を検出できる。しかし、実際は、鶏血清では問題とならないが、アヒル血清では非特異的凝集を否定できない検体が出現し、その反応を完全に除去できなかった。現在実際に試験をアジア地域で行うことを始めている。ラテックス凝集反応によるトキソプラズマ症の人と豚の感染実態に関する疫学調査を養豚産業が盛んなベトナムで行い、豚は月齢が進むと陽性率が高まり、出荷段階では7割以上の豚が陽性で、人の場合、日本と比較し、人の抗体保有率は低いが、豚は高かった。同時に、と畜場の衛生状態を調べたが、我国に比べ汚染状況は深刻で、早急な衛生対策が必要であることを示した。
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