研究課題
平成16年度は、動的・広域資源管理機能の全体的な機能枠組みを提案しているが、平成17年度にはそれを発展させ、動的資源管理を実現するシステムであるPCE(Path Computation Element)の評価を行い、OXC(波長クロスコネクト)や光ネットワーク機器の全体の資源管理と、安全性・信頼性の維持とを、短時間に同時に実行可能とする実現性を明らかにした。本件に関しては、IEE Electronics Letters、ECOC(European Conference on Optical Communication)、電子通信学会論文誌にて発表している。一方、平成16年度には、「Border Model」と命名した光・IP統合制御モデルを提案している。このモデルの実証のために、本研究費で購入した波長(λ)多重分離装置基本制御部と、別途購入したBorder Modelを実装するルータを国立情報学研究所に設置し、評価を実施した。本件については、電子通信学会論文誌にて発表している。また、ネットワーク内に設定した通信を、障害時に保護し、通信品質を可能な限り維持する機能の実現に関しては、評価試験を実施したところである。これには、日本テレコム(株)情報通信研究所副所長 米田 進の協力を得ている。本件の発表は、新たに設けられたMPLS2005国際会議にて概念を提案しているが、総合的な発表を次年度に改めて行うこととしている。尚、本実験のために品質評価装置を必要としたが、国立情報学研究所の経費を充当している。
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IEE Electronics Letters Vol.41, No.8
ページ: 492-494
電子情報通信学会論文誌 Vol.E88-B, No.5
ページ: 1927-1933
ECOC (European Conference on Optical Communication) 2005 ECOC2005
ページ: Th3.5.4
MPLS2005 International Conference MPLS2005(Not Sepcified)
電子情報通信学会論文誌 Vol.E88-B, No.10
ページ: 3832-3846
IEEE GLOBECOM2005 Workshop GLOBECOM 2005
ページ: WO3