研究概要 |
本研究ではUbiquitous環境を考慮に入れ、コンピュータビジョンと拡張現実感を利用した少人数対面会議支援システムに関する研究を行った. 平成18年度は前年度までに開発したシステム上でのアプリケーション開発,およびシステムの評価を行った. (1)アプリケーショシ開発 机上に投影された共有領域を利用した画像ブラウザを開発した.サーバ内に格納された画像ファイルを共有領域上に視覚化する手法と,この共有領域をジェスチャを用いて仮想的に回転させるジェスチャを利用した対話的な画像ブラウザを開発した.画像ファイルはユーザの指定に応じて,作成時間順,画像特徴順などに配置された.また,指差しジェスチャ等で画像ファイルの拡大が可能とした. (2)実回転卓への拡張 さらに本年度は回転角度を計測するセンサを搭載した実回転卓を設計,実装し,回転卓を実際に回転させることで,机上に投影されたファイル群をブラウズする機能を実装した. (3)システム評価 上記仮想回転卓と実回転卓の画像ブラウザを用いて画像の検索実験を行い,その評価を行った.
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