研究課題
18年度は、(1)比較型ニュースアーカイブ統合フレームワーク、(2)大規模Webアーカイブのための情報検索支援方式、(3)アーカイブと異種コンテンツとの連動について研究開発を行った。(1)ビデオ映像およびテキストから構成されるオンラインニュースアーカイブのために過去のニュース間の関連を表現するトピック構造抽出方法を設計し、比較して呈示するためのニュース記事を自動的に検索する方式を開発した。また、コンテンツを視聴するためのブラウザアプリケーションを開発し評価実験を行った。(2)大規模Webアーカイブを利用したWeb情報検索について、検索結果のクラスタリングのためにアーカイブに蓄積されているコンテンツの時系列特性を抽出し、時系列パターンごとに分類してユーザに提示する方式を開発した。また、現在のWebぺージに対して、検索意図を補完するために過去のWebページを抽出し補完情報として呈示することで検索支援を行う方式を開発した。さらに、本方式の検証のために、実データに適用し評価を行った。(3)Webアーカイブにおける様々なコンテンツを連動して利用可能な方式について検討を行った。特に、オンライン地図をインタラクティブに利用する際のユーザの操作履歴を利用して、ユーザの操作意図を検出し、自動的にWeb情報を取得する方式を開発した。ユーザの操作履歴は操作チャンクと呼ばれる単位に分割して処理され、システムがそのチャンクごとに適切なキーワード質問を生成する。本方式を実データを用いてプロトタイプシステムを開発し有効性の検証を行った。
すべて 2007 2006
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