研究分担者 |
イリチュ 美佳 (佐藤 美佳) 筑波大学, 大学院システム情報工学研究科, 助教授 (60269214)
遠藤 靖典 筑波大学, 大学院システム情報工学研究科, 助教授 (10267396)
市橋 秀友 大阪府立大学, 大学院工学研究科, 教授 (30151476)
本多 克宏 大阪府立大学, 大学院工学研究科, 助手 (80332964)
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研究概要 |
本研究は,ソフトコンピューティングによるクラスター分析の研究を推進するとともに,我が国の研究レベルの高さを世界に周知させ,研究拠点を形成する目的をもつ.最終年度も、昨年度と同様に大別して、2種類の活動を行い,さらにまとめを行った. 1.クラスター分析研究の推進 (1)非線形境界をもつクリスプおよびファジィクラスタリングと学習アルゴリズムとの融合 (2)カーネルトリック法の理論的基礎付けと様々なカーネル技法 (3)ファジィ局所独立成分分析とデータマイニングへの応用 (4)許容範囲付きデータへのc-平均法 (5)新たなクラスタリングアルゴリズムの画像・動画検索への応用 (6)可能性クラスタリングの新たなアルゴリズム (7)カーネル関数を用いた場合のクラスター視覚化技法 (8)クラスター妥当性基準のカーネル化とアルゴリズム評価 2.拠点形成活動 (1)FUZZ-IEEE2006国際会議において、ファジィクラスタリング特別セッションを開催し、通常セッションに優るとも劣らない規模の3セッション18論文を集めた.それらのなかで上記諸研究を含む研究発表を行った。 (2)KES, NOLTA, SCISなど著名国際会議において、クラスタリング特別セッションを開催し、多くの論文を集めると同時に,上記研究成果のいくつかを発表し,普及活動に努めた。 (3)ファジィシステムシンポジウムにおいて,クラスタリング特別セッションを開催し,国内のファジィクラスタリング研究の多くががここで発表された. (4)クラスタリングの方法論や諸成果に関する英文専門書草稿(本文約250ページ)が準備できたので,Springerから刊行する契約を締結した.原稿は2007年中に完成し,Springerに引き渡す予定である.なお,成果報告書はこの英文著書の草稿から作成する.
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