研究課題
昨年度までの実証実験を経て、今年度はコミュニティビジネスを支援するための情報共有基盤プラットフォームNetCommonsの普及版を開発し、NetCommonsVer1.0.0として、GPLのオープンソースとして提供を開始した。ホームページ開設・メーリングリストの整備・メールマガジンの発行・グループウェアの導入など、今までNPOが抱えていた課題の多くがNetCommonsを導入することで解決することができる。NetCommonsは公開後2ヶ月で3千ダウンロードされ、また、NPO専用のレンタルサーバ提供団体(JCAFE)がNetCommons提供サービスを開始したこともあり、広域関東圏コミュニティビジネス推進協議会やガリレオ工房、理科カリキュラムを考える会、未来図書館など次々にNPO団体がNetCommonsを使ったWeb配信を開始している。NetCommonsの特性であるワンストップサービスをうまく提供することによって、NPOが顧客に対し、効果的に情報提供をすることが期待される。しかしながら、NetCommonsをIT初心者に自由に利用させたところ、閲覧者や利用者にとってはみにくいサイトを構築してしまうことがしばしばあることがわかった。自由度の高さは両刃の剣となるのである。そこで、どのようにインターネット上の「場」をデザインすれば、利用者にアピールするか、ということを検討し、国際会議11^<th> International Conference on Human-Computer Interactionなどにおいて研究成果の発表を行った。
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情報の科学と技術 56:1
ページ: 14-18
Proceedings of 11^<th> International Conference on Human-Computer Interaction (CD)
Proceedings of 9^<th> IASTED International Conference on Internet & Multimedia Systems & Applications (CD)