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2006 年度 実績報告書

健康を脅かす事象の勃発を監視するバイオ・サーベイランスの統計モデルに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 16300091
研究機関国立保健医療科学院

研究代表者

丹後 俊郎  国立保健医療科学院, 技術評価部, 部長 (70124477)

研究分担者 高橋 邦彦  国立保健医療科学院, 技術評価部, 研究員 (50323259)
キーワード疾病の集積性 / 尤度比検定 / ポアッソン分布 / 空間疫学 / 空間統計学 / スキャン統計量
研究概要

本研究は、バイオサーベイランスシステムに必要な症候の時間・空間的増加あるいは集積性を評価するための統計モデルを新しく研究することを目的としている。今年度は主に、次の二つのテーマについて検討した。1)Global test for spatial disease clusteringの方法の提案:個人の住所地が入手できる場合のcase-controlデータに基づく新しい疾病集積性の検定法を開発し、カナダ のモントリオールで開催された国際バイオメトリクス学会で発表するとともに雑誌Biometricsに掲載された。2)昨年までに検討してきたflexible spatial scan statisticのバイオサーベイラン スシステムヘの適用:海外共同研究者であるハーバード大のKulldorff助教授との共同研究により、マサチューセッツ州のサーベイランス・データを利用して、Kulldorff助教授らが開発したSaTScan法とその同定の違いを検討し、より柔軟な同定が可能なflexible space-time scan statistic法を開発した。その主要な結果は、米国のボルチモアで開催された2006年症候サーベイランス会議で発表した。本研究で開発された方法論を健康危機管理のためのサーベイランスシステムに組み込むことにより、最近日本でも話題にのぼった新興感染症SARS(新型肺炎)の流行の早期検出にも適用できる。
海外共同研究者であるハーバード大のKulldorff助教授との対面での共同研究は、米国のボストンのハーバード大へ訪間した際とボルチモアで開催された2006年症候サーベイランス会議において行った。後はインターネットを利用して行った。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] A class of multiplicity-adjusted tests for spatial clustering based on case-control point data2007

    • 著者名/発表者名
      Tango T
    • 雑誌名

      Biometrics 63

      ページ: 119-127

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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