研究課題/領域番号 |
16300135
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
杉山 文博 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 助教授 (90226481)
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研究分担者 |
國田 智 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 講師 (10195472)
深水 昭吉 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 教授 (60199172)
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キーワード | 高血圧 / マウス / NZO / 遺伝子座 / QTL |
研究概要 |
無拘束による観血式連続血圧測定によるNZO/HIJの血圧動態解析 NZO/HIJの高血圧形質について生理学的に理解を深めるため、埋め込め式のトランスドゥサーを利用したテレメトリーシステムにより長期的にわたり無拘束の状態にて連続的血圧、心拍数、運動活性を検討した。結果、NZO/HIJの血圧形質は、非観血式測定形質と同様、C3H/HeJと比較し有意に高い血圧形質を示すこと、血圧形質には日内変動があり、昼夜とはず高血圧を呈していることが明らかとなった。 遺伝型検定 Muse Genome Informatics database (http://www.inforamtcs.jax.org)の情報をもとに、第1染色体から第19染色体とX染色体まで〜15cM間隔にてスペースできるように両系統において多型性を示す100種類のマーカーを決定した。遺伝型検定には各表現型において下位に分布する20%と上位に分布する20%の個体に重要な遺伝情報が存在することが予測されるが、5種類(収縮期血圧・拡張期血圧・血漿レプチン、血漿インスリン、血漿グルコース)の表現型の検査を同時に行うとほぼ全ての個体のタイピングを実施した。SSLPを用いPCR解析より各個体のゲノムワイドな遺伝型を決定した。 統計学的な解析 QTL解析の最初のステップとして、我々はゲノム全体を2-cMステップにてlogarithm of the odds ratio (LOD)をパソコンにて計算することにより表現形質と連鎖するMain QTLを同定した。QTL解析の第2ステップとして、ペアー解析のためSimultaneous search (http://WWW.jax.org/research/churchill)を行うことによって表現形質と連鎖する遺伝子座ペアーを同定した。
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