研究課題/領域番号 |
16300163
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研究種目 |
基盤研究(B)
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
戸川 達男 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (40013859)
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研究分担者 |
藤本 浩志 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (60209103)
小川 充洋 東京医科歯科大学, 生体材料工学研究所, 助手 (30322085)
新妻 淳子 国立身障者リハセンター, 研究所, 研究員 (60360682)
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キーワード | 健康管理 / 生活活動 / モニタリング / 身体的予備力 / 精神的予備力 / 加齢 / 身体機能低下 / 早期発見 |
研究概要 |
初年度において、身体的および精神的予備力を推定できる指標を、日常生活活動のモニタリングから抽出する試みの準備を行った。身体的予備力の指標として、固定バイク(セノーV70)を用い、体力測定モードによって体力指標および酸素摂取量換算の代謝率が得られることを確認した。被検者には毎日定時に体力測定を行うように指示する。精神的予備力の指標には、集中力を要するビデオゲームを用いる計画で、適当なソフトを選定中であり、やはり毎日定時に集中力評価を行うように指示する。日常生活活動の分析のために監視カメラを用いる。一般住宅に設置しやすいように、無線式の監視カメラ(インターナショナル電子CMOS-RR)により、4チャンネル同時記録できるビデオレコーダー(インターナショナル電子LDR-400S)を用いて、被検者の日常生活を4箇所で記録する。現在は計測システムの準備中であり、まだデータ収集に至っていないが、分析項目の絞込みを行っている。訪問者への対応の速さが有用な指標となる可能性を検討しており、出入り口に監視カメラを設置する計画を進めている。訪問者への対応が予備力の指標となるなら、インターフォンの付加機能として容易に実用化できるので、その可能性を追求する。そのほか、起床、炊事、洗濯、掃除、整理・整頓、入浴、就寝などの生活習慣の変動をとらえるとともに、外出時間および頻度、階段昇降速度など、簡単なセンサで検出可能な項目に重点そおいて監視データの分析を行うように準備を進めている。
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