研究課題/領域番号 |
16300175
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医用システム
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研究機関 | 自治医科大学 |
研究代表者 |
谷口 信行 自治医科大学, 医学部, 助教授 (10245053)
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研究分担者 |
藤井 康友 自治医科大学, 医学部, 講師 (00337338)
河野 幹彦 自治医科大学, 医学部, 教授 (40254940)
伊東 紘一 自治医科大学, 医学部, 教授 (60095007)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2005
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キーワード | 脂肪細胞 / アディポネクチン / 超音波 / 治療 / ELISA / Adiponectin |
研究概要 |
1.超音波エネルギー照射システムおよび超音波エネルギー計測システムの開発および改良 a.培養細胞の接着面に対して、超音波エネルギーが均一に照射可能となるようなシステム(探触子が設定された時間各に決められた距離を移動することにより、面全体に対してエネルギーの均等な照射が可能)を新たに組みいれた。 b.天秤法を用いて照射エネルギーの計測を行い、パワーメーターに表示されるデータの補正を行った。 c.これらの成果について、研究発表を行った。 2.超音波照射がヒト脂肪細胞のアディポネクチン分泌能に及ぼす影響 a.連続波超音波が、肥満ボランティアから採取されたヒト脂肪細胞のアディポネクチン分泌能に及ぼす影響について検討した。Sham、0.50W/cm^2および2.1W/cm^2の超音波エネルギーを、24時間ごとに計3回照射し、培養液中のアディポネクチン濃度の変化について検討した。また、超音波造影剤レボビストを添加した場合についても同様の検討を行った。sham群と比較して、0.50W/cm^2群および2.1W/cm^2群では養液中のアディポネクチン濃度の上昇が認められた。レボビストを添加した場合についても同様の結果であった。現在、これらの結果を遺伝子学的側面から評価するため、超音波照射後の脂肪細胞におけるアディポネクチンmRNAの発現量について定量的評価を検討中である。 b.これらの成果について、研究発表を行った。 3.超音波エネルギーがヒト脂肪細胞のアポトーシスに及ぼす影響 前述2での研究成果を参考に、現在検討中である。
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