研究課題
基盤研究(B)
平成17年度は、16年度の成果で得た装置に改良を加え、イヤーセンサータイプと電極貼付方式の両者による心拍検出装置の接続が可能となった。さらに、装置に付加されているRS232Cインター・フェースを介して、装置内メモリーデータを携帯電話およびパーソナルコンピュータに転送し、インターネットを利用したインテリジェントモニターが可能となった。次いでモニターデータをパーソナルコンピュータ上で解析可能なソフトウェアを開発し、2、3の実用実験を行った。得られた結果の一例を示すと、1.健康な男子学生(年齢22歳)を被験者として、双極誘導あるいは耳朶脈波センサからの心拍信号を本装置に供給した。実験終了後、内蔵のメモリー(EEPROM)に記録された各種データは通信回線を介してパーソナルコンピュータに転送できる。2.NTT DoCoMoのムーバ機は、外部とのシリアル通信が可能である。そこで、NTT DoCoMoのE-mail作成画面に運動データを直接書き込める機能を付加し、E-mailによる運動データの転送を可能とした。3.通信回線(RS-232C及び携帯電話)を介してパーソナルコンピュータに転送された運動データは、開発した運動解析ソフトウェアExcise Logにより運動時間、平均心拍数、消費カロリー等の解析が可能である。なお、本研究の前段階の研究成果運動療法指導管理装置は、平成16年11月18日付けにて公開された(特許公開2004-321585)。また、本研究成果の製品化に向けて、地域企業の協力のもと、平成18年度独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構福祉用具実用化開発費助成金に応募した。
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