研究課題/領域番号 |
16300246
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研究種目 |
基盤研究(B)
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研究機関 | 宮城教育大学 |
研究代表者 |
高田 淑子 宮城教育大学, 教育学部, 助教授 (70302255)
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研究分担者 |
見上 一幸 宮城教育大学, 環境教育実践研究センター, 教授 (90091777)
青木 守弘 宮城教育大学, 教育学部, 教授 (90006445)
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キーワード | 天文教育 / インターネット / 情報教育 / 星空環境 / インターネット望遠鏡 / 遠隔操作 / 天体 / 情報機器 |
研究概要 |
本年度は、ユーザビリティの向上のためのシステム構築、授業案作成と授業実践を重点的に実施した。特に、本年度は、宮教大インターネット天文台システムでは、現場の教員が利用しやすいシステム構成を目標に、仙台市情報教育研究会デジタルコンテンツ部会の協力を得て、中学校の先生方の意見を伺いながら構築を図った。特に、天体映像のカラー化、無償のネットコミュニケーションソフトの活用、ホームページからのアクセス、天文台ルーフの自動開閉システムについて更新を果たした。さらに、中学校、理科第2分野「天体の動き」の「惑星(金星)満ち欠け」の単元について、仙台市立折立中学校の3年生を対象に授業中に宮教大インターネット天文台を利用して金星観察を実施する授業を現場の教師が実施した。これにより、昼間に、金星や惑星の天体観察をする授業が可能となり、理科の教師の利用についても発展が見込まれる。 さらに、現場の教師が利用できるIT機器を用いた天文分野の教材開発と授業実践展開のコンテンツ作成について、本年度は、小学校理科「地球と宇宙」や中学校理科第2分野「天体の動き」で利用できるように、短焦点のレンズを付けた固定デジタルカラーカメラで太陽の動きを定期的(例えば1枚/10分)に撮像し連続映像(数時間分)として合成することで、太陽の動きと季節の高度変化(日周運動や年周運動)を映像化する機材を製作し、映像を作成、宮教大附属中学校3年生が利用し評価した。次年度はこれらを用いた太陽の運動の年間データベースの作成と授業実践に結びつける予定である。 さらに、実験素材をまとめたホームページの作成を実施し、星空観察ネットの広場のHP (http://www.hosizora.miyakyo-u.ac.jp)のリニューアルも実施した。
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