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2004 年度 実績報告書

数学科授業における教授行動・学習行動の連関に関する国際比較研究

研究課題

研究課題/領域番号 16300249
研究種目

基盤研究(B)

研究機関東京学芸大学

研究代表者

清水 美憲  東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (90226259)

研究分担者 藤井 斉亮  東京学芸大学, 教育学部, 教授 (60199289)
関口 靖広  山口大学, 教育学部, 教授 (40236089)
中村 光一  上越教育大学, 学校教育学部, 助教授 (80225218)
キーワード数学科 / 授業 / 国際比較 / 教授行動 / 学習行動
研究概要

3年間の研究計画の第1年次の平成16年度は,収録された授業データのうち,特に日本の3つの中学校とオーストラリアの3つの中学校のデータの整理を行うとともに,授業者の教授行動と学習者の行動との関係に焦点を当てた分析を行うための加工を行った。すなわち,収録された日本の授業データ(映像)をデジタル化してCD-Rに収録し,授業およびインタビューの音声記録については逐語記録を作成の上,英語に翻訳し,授業記録解析ソフトウエア「vPrism」に入力した。また,オーストラリアのデータについても,データ整理を行うとともに,一部データについては,日本語に翻訳し,授業の展開を概観するための「授業表」(Lesson Table)を作成した。これらのデータについては,電子的な媒体に加え,6分冊の冊子体の資料集を作成した。
入力された授業データのうち,日本のデータについて,授業の進行と生徒・教師への再生刺激インタビューデータとの対応関係を分析し,数学科授業における授業事象内の教授行動と学習行動の連関の分析の第1次分析を行った。この第1次分析の結果を,全米教育学会年会および日本数学教育学会論文発表会で発表するとともに,異なる国の間では観察上同一にみえながら学習者による意味付けが異なるとみられる授業事象(lesson events)を特定する作業の準備を行った。
さらに,日本の授業データの多面的な分析のために,授業内での連関,およびその根底にある教室内の「社会的規範」を顕在化する分析のための理論的考察を行った。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2005 2004

すべて 雑誌論文 (2件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 数学科授業に関する国際比較研究-Learner's Perspective Studyのねらいと知見-2005

    • 著者名/発表者名
      清水 美憲, 洪瑛吉吉
    • 雑誌名

      教育科学・数学教育 567

      ページ: 104-108

  • [雑誌論文] 学習者の観点からみた数学科授業の構造の分析2004

    • 著者名/発表者名
      清水 美憲
    • 雑誌名

      第37回数学教育論文発表会論文集(日本数学教育学会)

      ページ: 613-618

  • [図書] 図でみる日本の算数・数学授業研究2005

    • 著者名/発表者名
      清水美憲他30名(分担執筆)
    • 総ページ数
      149
    • 出版者
      明治図書

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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