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2004 年度 実績報告書

理数科教師が継続して主体的に授業を検討・改善するための国際連携研究

研究課題

研究課題/領域番号 16300251
研究種目

基盤研究(B)

研究機関静岡大学

研究代表者

熊野 善介  静岡大学, 教育学部, 助教授 (90252155)

研究分担者 國宗 進  静岡大学, 教育学部, 教授 (50214979)
二宮 裕之  愛媛大学, 教育学部, 助教授 (40335881)
唐木 清志  筑波大学, 人間総合科学研究科, 講師 (40273156)
萱野 貴広  静岡大学, 教育学部, 教務職員 (30293591)
キーワードe-learning / アメリカ / カナダ / 理数科教師教育 / インドネシア / 主体的な自己研修
研究概要

新しい学習指導要領や個に応じた指導、目標に準拠した評価をさらに推進めるためにもっとも必要なことは、プロの教師の養成である。本研究では、少人数でのインターネットを介した簡易のテレビ会議システムと高度な会議システムを利用することで、個々の教師が「プロの理科教師」として自己を啓発していく動的なアクション研究を進めながら、次世代の理数科の教師教育のあり方を検討することが大きな目的である。また、今後の学習指導要領の再編も眼中に入れながら、理科・数学と社会科の連携を深める必要があり、研究協力者に社会科教育の専門家にも参加してもらった。また、諸外国からの支援を受けるため、諸外国がすでに展開している内容や手法を学び、さらに発展させるため、共同研究者をアメリカ、カナダに求めた。さらに、日本政府として理数科教育の支援をしてきた、インドネシアの研究者にも参加してもらうことにより、われわれの成果をインドネシアの文脈に翻訳し、利用してもらうことをねらっている。
熊野らはアメリカ、カナダを訪れ、理数科教師教育のためにe-learningシステムがどのように利用されているかについて現状をまとめ、インタビューや文献研究から得られた課題について明らかにした。基本的に巨大なe-learningシステムはかなりの大学で導入されているが、本研究のような理数科現職教育のための、小規模なe-learningシステムの構築に関する実践研究は稀であることが分かった。その一方で、大変完成されたe-learningと講義を混合させた教師教育の存在も理解できた。また、教師用の授業支援のためのギガデータバンクの存在も発見できたことは大きな成果である。また、インドネシアのマラン州立大学より、Dr.Mackinnuを静大へ招聘し今後の研究を踏まえた会議を開催できたことも意義深いことであった。次年度は、「学びの共同体(Community as Learners)」のモデルを立ち上げ,データを収集し、教師の質がどれほど向上しうるか議論し、システムの構築を行うことが可能となった。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2005 2004

すべて 雑誌論文 (5件)

  • [雑誌論文] アメリカ・カナダにおける理数科現職教育のためのe-learningシステム利用の現状と課題2005

    • 著者名/発表者名
      熊野 善介
    • 雑誌名

      日本科学教育学会研究報告 Vol.19,No.4

      ページ: 51-54

  • [雑誌論文] アメリカの科学教育の改革の動向-アメリカの全米科学教育スタンダード以後、諸外国の課題と教育課程2005

    • 著者名/発表者名
      熊野 善介
    • 雑誌名

      理科の教育 Vo1.54,4.

      ページ: 11-13

  • [雑誌論文] 米国の理数教育における学校と社会の関係に関する現状と課題2004

    • 著者名/発表者名
      熊野 善介 他
    • 雑誌名

      理数教育に関する日米比較研究第2年次報告集 2

      ページ: 179-200

  • [雑誌論文] グローバリゼーションにおける日本の理科教育2004

    • 著者名/発表者名
      熊野 善介
    • 雑誌名

      日本理科教育学会第54回全国大会日本理科教育学会全国大会発表論文集シンポジウムB-1 第2号

      ページ: 47-48

  • [雑誌論文] Ninomiya, H.(2004),Note-Taking and Metacognition in Learning Mathematics : An Analysis in Terms of Semiotic Chaining and Meta-Representation, Topic Study Group 25 Language and communication in mathematics education, Semiotic aspects of mathematics learning2004

    • 著者名/発表者名
      Ninomiya, H.
    • 雑誌名

      The 10th International Congress on Mathematical Education Vol.10

      ページ: 1-12

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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