研究課題/領域番号 |
16300251
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研究種目 |
基盤研究(B)
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研究機関 | 静岡大学 |
研究代表者 |
熊野 善介 静岡大学, 教育学部, 助教授 (90252155)
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研究分担者 |
國宗 進 静岡大学, 教育学部, 教授 (50214979)
二宮 裕之 愛媛大学, 教育学部, 助教授 (40335881)
唐木 清志 筑波大学, 人間総合科学研究科, 講師 (40273156)
萱野 貴広 静岡大学, 教育学部, 教務職員 (30293591)
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キーワード | e-learning / アメリカ / カナダ / 理数科教師教育 / インドネシア / 主体的な自己研修 |
研究概要 |
新しい学習指導要領や個に応じた指導、目標に準拠した評価をさらに推進めるためにもっとも必要なことは、プロの教師の養成である。本研究では、少人数でのインターネットを介した簡易のテレビ会議システムと高度な会議システムを利用することで、個々の教師が「プロの理科教師」として自己を啓発していく動的なアクション研究を進めながら、次世代の理数科の教師教育のあり方を検討することが大きな目的である。また、今後の学習指導要領の再編も眼中に入れながら、理科・数学と社会科の連携を深める必要があり、研究協力者に社会科教育の専門家にも参加してもらった。また、諸外国からの支援を受けるため、諸外国がすでに展開している内容や手法を学び、さらに発展させるため、共同研究者をアメリカ、カナダに求めた。さらに、日本政府として理数科教育の支援をしてきた、インドネシアの研究者にも参加してもらうことにより、われわれの成果をインドネシアの文脈に翻訳し、利用してもらうことをねらっている。 熊野らはアメリカ、カナダを訪れ、理数科教師教育のためにe-learningシステムがどのように利用されているかについて現状をまとめ、インタビューや文献研究から得られた課題について明らかにした。基本的に巨大なe-learningシステムはかなりの大学で導入されているが、本研究のような理数科現職教育のための、小規模なe-learningシステムの構築に関する実践研究は稀であることが分かった。その一方で、大変完成されたe-learningと講義を混合させた教師教育の存在も理解できた。また、教師用の授業支援のためのギガデータバンクの存在も発見できたことは大きな成果である。また、インドネシアのマラン州立大学より、Dr.Mackinnuを静大へ招聘し今後の研究を踏まえた会議を開催できたことも意義深いことであった。次年度は、「学びの共同体(Community as Learners)」のモデルを立ち上げ,データを収集し、教師の質がどれほど向上しうるか議論し、システムの構築を行うことが可能となった。
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