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2006 年度 実績報告書

数感覚の実態と育成に関するアジア圏比較研究

研究課題

研究課題/領域番号 16300255
研究機関東京理科大学

研究代表者

清水 克彦  東京理科大学, 理学部数学科, 教授 (00192609)

研究分担者 銀島 文  国立教育政策研究所, 教育課程研究センター, 学力調査官 (30293327)
キーワード算数・数学教育 / 数感覚 / 科学教育
研究概要

今年度は、日本、韓国、シンガポールの数学教育のカリキュラムの分析を完了した。その結果、数感覚の育成ならびに電卓・テクノロジーの使用に関して、シンガポールが電卓・テクノロジーの使用を積極的に進めているにも拘らず、基礎的な数学能力を維持していること、韓国も同様な傾向にあることがわかった。その一方、日本では電卓・テクノロジーを使用していないが、基礎的な能力に関しては他の2国に比べると、芳しくない傾向があることを見出した。また、韓国、シンガポールの代表的な教科書を入手して、その記述などを検討した結果、日本の教科書と比較すると、ナンバー・センスの育成に割かれる割合が低いこと、電卓・テクノロジーの使用に割かれるページ数が多い傾向にあることを見出した。このような数感覚の育成と電卓・テクノロジーの使用などの日本・韓国・シンガポールの実態を比較すると、国際比較調査などでの学力の高さとナンバー・センスがどのように実際に育っているかのさらなる分析の必要性が浮かび上がった。
また、本年度はナンバー・センスに関する調査問題のアイテム・バンクを開発した。自然数から無理数までの数範囲を含み、小学生から高校生までを対象とすることができるナンバー・センスの調査問題を200題以上収集並び作成して、分類化を行った。このアイテム・バンクを利用して、今後の研究を進める予定である。

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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