研究概要 |
本年度の研究業績は次の2つのシステムの開発である. (1)指導計画書作成支援システム(既開発)との融合 本年度開発の指導計画書作成支援システムは,16年度に本研究で開発したポートフォリオ評価支援システムのプロトタイプシステムと融合を諮り,指導計画書作成時に,これらのデータを参照・共有・再利用を実現するようなシステムとして開発できた.また,指導計画書記述文法にポートフォリオ評価記述文法をサブルーチンとして組み込むことで,単一の文法として再定義することができた. (2)総合的学習支援システムの開発 ポートフォリオ評価支援システムと指導計画書作成支援システムを統合した,総合的授業支援システムを開発した.このシステムで次のような機能を実現することができた. 学習指導計画書作成の支援:これにより教師は効率的に学習指導計画書の作成が可能となった. 学習指導計画書のデータベース登録:データの検索や共有化が容易となり,計画書の重複開発がなくなった. 学習指導計画書と指導事例の検索:Webベースで検索が可能となり,どこでもいつでも検索が可能となった. ポートフォリオ評価設計の支援:ポートフォリオ評価は難しい課題であるが設計支援が可能になった. ポートフォリオ評価実施の支援:ポートフォリオ評価実施の支援が可能となった. ポートフォリオのデータベース登録:画像を含むポートフォリオをデータベース化することができた. これらのシステム開発の一部は本研究グループの設計に基づき,外部委託により開発を行った.言語はJavaScriptおよびJavaを用い,Webベースのシステムとして実現した.
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