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2006 年度 実績報告書

ヴィジュアル・リテラシー育成プログラムと遠隔教員研修支援システムの開発と評価

研究課題

研究課題/領域番号 16300266
研究機関上越教育大学

研究代表者

南部 昌敏  上越教育大学, 学校教育総合研究センター, 教授 (90143627)

研究分担者 浦野 弘  秋田大学, 教育文化学部, 教授 (50185089)
赤堀 正宣  桐蔭横浜大学, 工学部, 教授 (00167826)
井上 久祥  上越教育大学, 学校教育総合研究センター, 助教授 (30274278)
キーワードヴィジュアル・リテラシー / メディア・リテラシー / 学習プログラム / 映像視聴能力 / 映像制作能力 / 遠隔教員研修システム / 教員養成 / アクティブ・ビューイング
研究概要

本年度はその最終年度として、まず、中学生を対象としたビジュアル・リテラシーを育成するための学習プログラムの開発と評価を行った。これまで蓄積してきた映像視聴能力の育成と映像制作表現能力の育成に関する知見を総合して、中学生を対象としたビジュアル・リテラシーを育成するための学習プログラムを開発し、文部科学省指定研究開発学校である上越教育大学附属中学校における新開発教科「情報活用科」の一環として、4月から3ヶ月間、映像番組制作活動を中心とした学習プログラムを、9月から3ヶ月間、映像の分析視聴活動に焦点を当てた学習プログラムを実践し、制作された映像番組の分析、映像分析結果の分析、教師による観察評価及び生徒による自己評価によってその有効性が確かめられた。
次に、現職教員を対象としたビジュアル・リテラシー研修プログラムの研究実践を行った。教師が番組を利用して授業を設計・実施する場合には,言うまでもなく番組の目的,内容,構成などを理解しておかなくてはならない。そこで,筆者らが3年間にわたって開発してきた、A:「教師としての「映像視聴能力」を育成するための映像教材の構造に着目した分析的視聴方法(特に、(1)映像理解,映像構成理解をはかるために番組構成から視聴能力を測定する方法、(2)「意味するもの」を「映像カテゴリー」として分類し,「意味されたもの」を「理解要素」と位置付け,両者の関係に着目した分析的視聴方法)、B:映像の画面構成法(デクパージュ),ビデオカメラ操作法,映像の組み合わせ(モンタージュ)と構造的映像構城法,マルチメディア映像編集法で構成された「映像制作表現能力」を含めたビジュアル・リテラシーの育成を育成するための学習プログラムを用いて、現職教員を対象としたビジュアル・リテラシー研修プログラムを試み、その有効性が確かめられた。
さらに、これまで開発してきたヴィジュアル・リテラシーを育成するために理論と具体的方法及び小学生、中学生、大学生を対象とした学習プログラムをe-learningコンテンツ化し、LMSシステムと動画配信ストリーミングサーバを組み合わせた遠隔教員研修支援システムを構築した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] 現職教員を対象としたビジュアル・リテラシー研修プログラムの試み2006

    • 著者名/発表者名
      浦野弘, 南部昌俊
    • 雑誌名

      第13回日本教育メディア学会年次大会発表論文集

      ページ: 96-97

  • [雑誌論文] 中学生を対象としたビジュアル・リテラシーを育成するための学習プログラム開発2006

    • 著者名/発表者名
      南部昌俊, 岡村範雄, 松風嘉男, 浦野弘, 赤堀正宜, 井上久祥, 大山務
    • 雑誌名

      日本教育工学会第22回全国大会講演論文集

      ページ: 1069-1070

URL: 

公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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