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2006 年度 実績報告書

大学授業実践の質的研究にもとづく電子メディア化とFDネットワークの構築

研究課題

研究課題/領域番号 16300270
研究機関京都大学

研究代表者

田中 毎実  京都大学, 高等教育研究開発推進センター, 教授 (70093432)

研究分担者 大塚 雄作  京都大学, 高等教育研究開発推進センター, 教授 (00160549)
松下 佳代  京都大学, 高等教育研究開発推進センター, 教授 (30222300)
大山 泰宏  京都大学, 高等教育研究開発推進センター, 助教授 (00293936)
溝上 慎一  京都大学, 高等教育研究開発推進センター, 助教授 (00283656)
酒井 博之  京都大学, 高等教育研究開発推進センター, 助手 (30283906)
キーワードFaculty Development / 電子ネットワーク化 / Web-based / 協調学習 / フレーム / 授業公開 / 教育主体 / ティーチングポートフォリォ
研究概要

本年度は研究の最終年として,既存のプロジェクトの他に,3年間の研究総括と次年度以降の新たな研究展開へ向けた計画の策定にも力が注がれた。
これまでの研究の総括としては,平成19年2月に開催した研究集会合宿において,2日間半におよぶレビューセッションを通し,電子メディア上での学習における「学習主体」や「学習」という概念自体が,メディア研究や教育思想史の観点も参照しつつ批判的に検討され,インターネットを通した言説の交流と変遷の特徴をふまえた,学習環境デザインの必要性が示唆された。
本研究課題の中心テーマである,大学授業の電子メディア化としては,「大学授業ネットワーク」に,新たに2編の優れた授業実践のポートフォリオを作成し掲載した。また,本ネットワークを発展させ,授業実践紹介の他に,授業研究のアーカイヴ,FDに関する情報等を統合し掲載・発信する「大学教育ネットワーク」を構想し,専用のWebページを作成した。この電子ネットワークは,オンラインを対面型の教員相互研修の補完とするのではなく,オンラインへの参加やアクセスを通して,日常の対面型の大学教員の自己研修や相互研修自体が組織化されるよう構想されており,この視点は本科研の知見の総決算でもある。
これに関連して,本年度は「Web公開授業」について,システムを開発し実際にWebページをたちあげ試行段階にまで至らせた。Web公開授業とは,Webを利用して授業実践の動画を公開しそれをもとに授業検討をおこなうものである。このプロジェクトには,京都大学のほかに3つの国立大学法人が参加し共同研究・開発する方向へと動きはじめ,次年度以降の研究の中心として策定されることとなった。この研究の本年度の成果は,日本教育工学会等で発表されている。
以上のような研究成果をもとに,年度末には報告書を作成し,関連諸機関や研究者に配布した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] 京鳴バーチャル教育大学実践における受講生の「フレーム」変容2006

    • 著者名/発表者名
      神藤貴昭, 酒井博之, 山田剛史, 村上正行, 杉原真晃
    • 雑誌名

      日本教育工学会誌 30(Suppl)

      ページ: 113-116

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] 遠隔授業による異文化コラボレーション2006

    • 著者名/発表者名
      美濃導彦, 村上正行
    • 雑誌名

      情報処理 47・3

      ページ: 283-289

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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