研究分担者 |
向後 千春 早稲田大学, 人間科学学術院, 助教授 (00186610)
浅田 匡 早稲田大学, 人間科学学術院, 助教授 (00184143)
西村 昭治 早稲田大学, 人間科学学術院, 助教授 (30207493)
齋藤 美穂 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (90288043)
魚崎 祐子 早稲田大学, 人間科学学術院, 助手 (20386650)
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研究概要 |
(1)授業中における教師・児童生徒の教授学習行動のビデオ記録収録(野嶋,浅田,向後,齋藤,魚崎)。 調査校としては所沢市三ヶ島小学校,山口中学校,千葉県館山市立北条小学校の3校を用いた。授業記録は原則として各学年2クラス(国語教科)とした。出来るだけ安定したデータにするため、同一クラスで5回程度の繰り返しを持つものとする。クラスの全景をカメラに収めるため、3台のビデオカメラにて撮影した。教師の音声は特にICレコーダによって鮮明に記録することに努めた。これらのデータを確保するため、各学校につき4人の学生からなる研究補助員が必要となった。 (2)授業記録のデータベース化(西村,魚崎) 各授業記録はプロトコル化され、時間記録を付加され、デジタル化された映像情報と対応付けられる。教師・児童の行動記録はカテゴリーシステムを利用しコード化・記録されデータベース化される。 (3)授業中のアンダーライニング,ノートテイキング,挙手行動にかかわる調査(野嶋,浅田,向後,齋藤,魚崎) (2)で作成されたデータベースから教師の発問行動を検索し、それに対応した学習者の応答行動場面を抽出する。先に示したように3台のカメラで撮影された3つの映像からなる応答行動場面より、学習者の応答行動を抽出し、特に挙手行動に関し、個人ごとに記録する。このデータは小学校6学年,中学校3学年の9学年にわたる年齢横断的データとなる。学年ごとにデータの標準化を行い、9学年にわたり比較可能なデータにする。
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