研究課題/領域番号 |
16310016
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研究機関 | 国立極地研究所 |
研究代表者 |
藤田 秀二 国立極地研究所, 研究教育系, 助教授 (30250476)
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研究分担者 |
藤井 理行 国立極地研究所, 所長 (20125214)
古川 晶雄 国立極地研究所, 研究教育系, 助手 (70261120)
本山 秀明 国立極地研究所, 研究教育系, 助教授 (20210099)
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キーワード | 南極 / 氷床 / レーダ / アイスコア |
研究概要 |
本年度の研究実績 本研究では、研究開始初年度に実施をした項目群をさらに発展的に展開した。 1.氷床内部の電磁波伝搬プロセスの評価作業。(主担当:藤田) 2.氷床内部の物理構造の総合評価作業。 (1)氷床内部からの電波反射で抽出できる「等年代面」の広域抽出する作業。(主担当:藤田) (2)氷床内部の電波反射の主要原因を広域抽出し、3次元力学構造の解明をする作業。(主担当:藤田) (3)氷床内部の電波無反射層(通称エコーフリーゾーン)を広域抽出し、3次元力学構造の調査作業。(藤田) 3.1980年代に蓄積されたアナログ形式のレーダデータのデジタルアーカイブ化作業。 特に1については、氷床内部の電波伝搬のモデル構築とシミュレーション、それに南極での実地測定のデータ比較検証を実施した。 2については南極氷床頂上付近に位置するドームふじ基地近傍の観測データの処理をすすめ、現地の氷床内部の物理構造の総合評価作業をすすめてきた。これについては、現地で掘削をした氷床コア信号との比較検討に続き、さらに広域のデータ処理を実施する。また、南極ドームふじを再訪する機会を得て、新たに氷床内部レーダデータの取得をした。 3については昨年度開始したアナログ形式のデータをデジタル化するソフトウェアを活用し、デジタルデータをさらに整備した。 さらに、上記の知見を生かした次世代型レーダの仕様検討を実施した。また、新知見については国内外の学会発表を多数実施したほかおよび論文投稿を2編実施して査読下にある。
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