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2004 年度 実績報告書

夜間光衛星画像解析による地域クラスターと環境経済に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 16310021
研究種目

基盤研究(B)

研究機関東京大学

研究代表者

松島 克守  東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (90011204)

研究分担者 玄場 公規  芝浦工業大学, 大学院・工学マネジメント研究科, 助教授 (80313039)
美馬 秀樹  東京大学, 大学院・工学系研究科, 助手 (30359658)
中野 泰臣  東京大学, 大学院・工学系研究科, 助手 (80359653)
辻本 将晴  東京大学, 大学院・工学系研究科, 助手
キーワード地域クラスター / 定量的評価 / 空間分析 / ナットワーク分析 / 衛星画像 / 地理情報システム / 成功要因 / 産学連携
研究概要

地方が自立回転をするための経済モデルとして、地域クラスターが近年注目されている。効果的なクラスター育成が行われれば、地方が独自に競争力を発揮するようになり、地域経済の復興につながる。そのようなクラスター育成を企図して、様々な政策が実施されてきたものの、評価指標の欠如から、政策実施効果を評価するには至っていない。
今年度の研究では、空間分析、ネットワーク分析をツールに用い、クラスターの成功要因の抽出を行った。具体的には、代表的なクラスター成功事例である京都、浜松と、発展途上であるとされる、広島、新潟の比較分析を行った。
クラスター衛星画像、地理情報システムを用いた空間分析から、成功クラスターでは、
・クラスターの地理的な中心から半径10km圏内に集積している
・その中心が中核となるクラスター促進機関である
・その圏内に大学、地域の中核企業などの中核機関が存在している
ことが分かった。又、個別企業の取引情報を用いた、ネットワーク分析の結果から、成功クラスターにおいて、
・複数の強いハブが存在する
・そのハブが地域の中核機関であり、かつ大学、クラスター促進機関、民間企業の全てを網羅している
・地域全体を1つの系と見たときのネットワーク密度が高い
・異業種間の連携割合が高い
・大学、促進機関が産業と密なネットワークを形成している
ことが分かった。これら知見は、新規クラスターを設計する上で重要であると考えられる。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2005

すべて 図書 (1件)

  • [図書] クラスター形成による地域新生のデザイン2005

    • 著者名/発表者名
      松島克守 他
    • 総ページ数
      301
    • 出版者
      東大総研

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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