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2006 年度 実績報告書

遺伝子導入メダカを用いた環境水汚染物質の可視化

研究課題

研究課題/領域番号 16310041
研究機関京都大学

研究代表者

木下 政人  京都大学, 農学研究科, 助手 (60263125)

キーワードメダカ / 遺伝子導入 / メラニン凝集ホルモン / コリオゲニン / 蛍光タンパク質 / loxP / Tilling
研究概要

1)Tilling法を用いたメラニン凝集ホルモン(MCH)遺伝子欠失メダカ系統作出の試み:昨年ど設計したプライマーでは、ライプラリー作製に用いたcab系統でのSNPのため特異的なPCR産物が得られなかった。18年度は、プライマーを設計し直し、コーディング領域にプライマーを作成した。グラジエントPCRにより、反応条件を検討した後、約2800サンプルをスクリーニングした結果、約20の候補個体が得られた。これら候補のPCR産物をダイレクトシークエンス法により塩基配列を決定中である。今後、これらの個体から、真にMCH遺伝子を欠失した個体を決定する。
2)これまでに作出したChgH-MCHメダカ系統と、loxP配列およびレポーター遺伝子を持つメダカ系統(OIMA1-loxP-GFP-loxP-RFP, beta-actin-loxP-deltaRFP-loxP-GFP)を交配し、両外来遺伝子を持つdouble transgenic lineのF1世代を得た。その後、F1同士を交配し、現在、両外来遺伝子をホモに持つ個体を検索中である。この系統は、再度他の導入遺伝子を持つメダカ系統と交配する予定である。
3)MCHを腹腔に注入した個体と注入していない個体からRNAを抽出後、サブトラクション法により、MCH刺激に応答して誘導される遺伝子を単離した。得られた2種の候補遺伝子のいずれもBLASTサーチでは、一致する遺伝子が見当たらないため、現在、それらを解析中である。

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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