• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2006 年度 実績報告書

かご型シルセスキオキサンを用いた金属ナノ粒子ハイブリッド体の合成とその機能

研究課題

研究課題/領域番号 16310086
研究機関京都大学

研究代表者

中 建介  京都大学, 工学研究科, 助教授 (70227718)

キーワードかご型シルセスキオキサン / 金属ナノ粒子 / デンドリマー / ハイブリッド
研究概要

かご型シルセスキオキサン類は構造の明確なナノサイズビルディングブロックであるという考えを基盤とし,カチオン性官能基を有するかご型アミノプロピルシルセスキオキサンまたはかご型シルセスキオキサン類を基盤としたデンドリティック分子の設計を行い,これらと金属イオンおよび金属ナノ粒子とを組み合わせたボトムアップ型ナノテクノロジーによる分子レベルで構造の規制された次世代の金属ナノ粒子ハイブリッド体作成法の開拓を行うことを目的として研究を行った。以下に成果を示す。
1)世代数の異なる市販のアミン末端ポリアミドアミンデンドリマーまたはカゴ型アミノプロピルシルセスキオキサンのメタノール溶液にパラジウムイオンを添加することで形成するメゾスコピック系球状組織体の詳細な解明とその組織体構造制御法の確立を行い、カゴ型アミノプロピルシルセスキオキサンを用いた場合はよりパラジウムナノ粒子密度が高く、より剛直な球状組織体が形成することがわかった。また得られた球状組織体表面が金ナノ粒子で被覆されたコアシェル型ナノ粒子ハイブリッドの作製に成功した。
2)カゴ型アミノプロピルシルセスキオキサンを出発原料としたDivergent法による水溶性のカルボン酸末端デンドリマーの合成法を確立した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Self-organized multilayer films and porous nanocomposites of gold nanoparticles with octa(3-aminopropyl)octasilsesquioxane2007

    • 著者名/発表者名
      Wang, X., Naka.K., Zhu, M., Kuroda, H., Itoh, H., Chujo, Y.
    • 雑誌名

      J. Inorg. Organomet. Polym. Mater. Thursday,March 29

URL: 

公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi