研究課題
基盤研究(B)
本研究は、次の問いに答えようとするのが目的である:1)イノベーションの初期段階において外部の独立機関(特に大学やベンチャー企業など)への依存度が強くなるのは、大企業の自前主義が弱まってきているということだろうか?自前主義において典型的であった、子会社や関連会社のR&Dや大学教授との個人的つながりよりも、営利を目的に活動する独立の団体、特に独立系ベンチャーや大学(さらには組織内の研究者個人で(少なくともある程度までは)アントレプレナー的な動きをする者たち)に対しての依存度が強まる、という意味である。2)イノベーションのパターン、特に社内イノベーション(自給型)とアウトソーシングによるイノベーション(オープンソース型)について国や産業によってどのように異なるのか?3)オープン・イノベーション・システムが社内(自給型)イノベーションジステム(産業や国などの条件を考慮)と比較して優れている/劣っているという場合の根拠は何か?4)日本の国立大学の独立法人化は大学-産業間の関係にどのような影響をもたらしたか?大学はアントレプレナーシップ的活動を行なっているか、もしくは大学での研究成果を利用するには、旧来の研究室・教授レベルの付き合い・つながりが依然としてものをいう状態にあるのか?本研究ではこれら全ての問いに答えることができていないが、本報告書に記載の出版物においても上記の問題について述べている。さらに後続の研究及び拙書「孤島に橋を架ける-ベンチャー企業と今後の日米産業界の姿("Bridging Islands, Venture Companies and the Future of Japanese and American Industry")」(オックスフォード大学出版、2007年5月刊行予定)で問題全体について網羅する。拙書では本研究と後続研究の成果を合わせ紹介する。
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Nature Biotechnology 23(6)
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「研究開発戦略と科学技術政策」研究セミナー報告論文集 文部科学省 科学技術政策研究所 第一研究グループ NISTEP, MEXT. Papers Presented at the NISTEP Research Seminar, "R&D Strategy and Science and Technology Policy" Research Report 104
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NISTEP, MEXT. Papers Presented at the NISTEP Research Seminar R&D Strategy and Science and Technology Policy Research Report No.104