研究課題/領域番号 |
16310110
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研究種目 |
基盤研究(B)
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研究機関 | 政策研究大学院大学 |
研究代表者 |
大山 達雄 政策研究大学院大学, 政策研究科, 教授 (30134323)
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研究分担者 |
丹羽 富士雄 政策研究大学院大学, 政策研究科, 教授 (70091915)
森地 茂 政策研究大学院大学, 政策研究科, 教授 (40016473)
諸星 穂積 政策研究大学院大学, 政策研究科, 助教授 (10272387)
伏見 正則 南山大学, 理数情報学部, 教授 (70008639)
杉野 隆 国士舘大学, 情報科学センター, 教授 (40319025)
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キーワード | 危機管理対応策 / 鉄道事故データ / 食料自給率 / 政策評価 / 予算制度 / 公共政策 |
研究概要 |
本研究の準備研究として研究会を実施した。発表課題は以下の通りである。 1.鉄道事故データについて--踏切事故の形態と原因分析を中心として-- 2.Quantitative data analysis on train accidents in Japan 3.わが国の食料自給率に関する政策研究課題と分析方法 4.Current Topics related to Public Policy and Evalution within US Institutions/University 1については、わが国における過去20年間の鉄道事故を事業者、形態、原因の観点から実証データをもとに解析を行った。2については、わが国における過去20年間の鉄道事故の推移を確率現象として捉えた上で、それらの形態を説明する数理モデルを提示した。3については、わが国の食料自給率に関する過去の推移を解析し、品目別に推移分析を行い、カロリーベース、金額ベース、地域別データ解析を行い、加えて国際比較を行った。食料自給率に関する政策研究課題は緊急の解決を要するわが国の重要政策課題であって、今後のさらなる研究が必要とされる。4については、危機管理対応策に限らず、より広く公共政策全般の政策評価について昨今の米国の状況を説明したものである。 本年3月には、政策評価と予算制度に関するワークショップを開催し、約100名の研究者、実務家の参加を得た。ワークショップは3部構成とし、第1部は政策評価の現状と課題として、わが国の政策評価の現状と課題、政策評価制度の運用実態と将来課題、公共政策研究と政策評価について議論した。第2部は講演"Evaluating Program Evaluation in the U.S and GAO's Role"として米国におけるプログラム評価の現状の説明がなされた。第3部は政策評価と予算として、規制の政策評価に関する動向、業績予算と予算改革、予算会計制度をめぐる諸問題について議論した。ワークショップを通した議論によって、本研究の将来課題を示唆する有効な成果が得られた。
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