| 研究分担者 |
渕野 哲郎 東京工業大学, 理工学研究科, 助教授 (30219076)
青山 敦 立命館大学, 理工学部, 教授 (10322091)
武田 和宏 静岡大学, 工学部, 助教授 (60274502)
濱口 孝司 名古屋工業大学, 工学研究科, 助手 (80314079)
北島 禎二 東京農工大学, 工学部, 助手 (80273845)
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| 研究概要 |
1.プラント異常発生時にオペレータによる操作決定を支援するための安全運転支援システムを提案した.本支援システムでは,プラントライフサイクルにわたり検討され,アップデートされたリスク管理情報を基に,明示されたプラントの設計意図や操作手順の目的をオペレータに提示する.PVCバッチプロセスを例題プラントとして用い,提案する操作決定手順の有用性を確認した.
2.様々な形態の異常発生に対して漏れなく,かつ効率良く安全管理を行うために,プラントで発生する事故,異常に対する防止対策を整理・分類した.これを基に,事故防止対策における運転支援システムの位置付けを明確にするとともに,運転支援システムとしてのあるべき姿を提案した.さらに,know-howとして蓄積された異常診断や対策立案のレポートとそれらの知見を他の情報と組み合わせることで,know-whyレベルの知識・情報として活用し,それを基に類似のトラブル事象を参照し,異常診断と対策立案の連携を支援する方法を提案した.異常診断と対策に関するデータベース,設計に関するデータベース,現場で使われる用語集,着目したい観点を整理したオントロジーなどを連携させることで,類似の事象のトラブルレポートを蓄積されたレポートの中から探索できるようになる.
3.バッチ制御の国際標準規格ISA-S88のモデルに従って,安全インターロックを基本構成要素としたバッチ制御システムのモジュール化を促すバッチプラント設計指針を示し,設計から実装までの各段階で必要となる情報を整理した.現実的なケーススタディ用プラントのモデルを作りながら,ISA-S88のプラント設計および実装への利用について検証した.
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