• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2006 年度 実績報告書

老化促進マウスを用いた記億学習障害原因遺伝子の同定と機能解析

研究課題

研究課題/領域番号 16310133
研究機関富山大学

研究代表者

磯部 正治  富山大学, 大学院・理工学研究部(工学), 教授 (70211050)

研究分担者 黒澤 信幸  富山大学, 大学院・理工学研究部(工学), 助教授 (50241253)
キーワードSAM P8 / JF1 / 連鎖解析 / 記憶学習障害 / 老化
研究概要

1)早期記憶学習障害を示す老化促進マウスSAM P8系と正常形質を示す日本産野生マウス由来JF1系を交配しF2雑種を得、5ヶ月齢に達した時点でSTEP THROUGH記憶学習実験を行い、120ヵ所以上の遺伝子多型マーカを用いて全ゲノム的QTL解析を行い、4以上のLOD SCOREを示しSAM P8に由来する3カ所の責任遺伝子座を第1番染色体、第12番染色体、第13番染色体上に同定した。非常に興味在ることに、正常な表現型を示すJF1マウスにも第15番染色体上に早期記憶学習障害を促進する遺伝子座が存在することを見いだした。
2)スピードコンジェニックマウス作製法を用いてSAM P8とJF1間のF1雑種マウスをJF1系統に対して7回戻し交配を繰り返しJF1の背景に候補遺伝子領域が存在する第1番、第12番、第13番あるいは第15番染色体をSAM P8に置換したコンジェニック系統を樹立した。
3)これらの候補領域に存在する遺伝子の内、脳で発現している遺伝子を中心に系統的な構造解析を進め、1番染色体からは3個、13番染色体からは1個の遺伝子、15番染色体からは2個のSAM系統に特異的なアミノ酸置換をもたらす1塩基多型を見いだした。
4)これらのアミノ酸置換をもたらすSNPを有する候補遺伝子の機能解析を行うため、各遺伝子をコードするcDNAを単離し、発現ベクターへ組み込み、培養細胞での発現系を確立した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] TCR variable gene involvement in chromosome inversion between 14qll and 14q24 in adult T-cell leukemia.2006

    • 著者名/発表者名
      Haider, S.
    • 雑誌名

      J Hum Genet 51・4

      ページ: 326-334

  • [雑誌論文] Molecular characterization of a novel translocation t(5;14)(q21;q32) in a patient with congenital abnomalities.2006

    • 著者名/発表者名
      Haider, S.
    • 雑誌名

      J Hum Genet 51・4

      ページ: 335-340

URL: 

公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi