研究課題/領域番号 |
16310136
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研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
椎名 隆 東海大学, 医学部, 講師 (00317744)
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研究分担者 |
徳永 勝士 東京大学, 医学部, 教授 (40163977)
猪子 英俊 東海大学, 医学部, 講師 (10101932)
安藤 麻子 東海大学, 医学部, 講師 (40101935)
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キーワード | SNP / HLA / 多様性 / シークエンシング / ハプロタイプ |
研究概要 |
HLAクラスII領域に位置する10個の非MHC遺伝子領域に、long range PCRプライマーとシークエンシングプライマーを設計し、2種類のHLA領域がホモ接合体のゲノムDNA(LKT3:A24-B54-DR4とAKIBA:A24-B54-DR4)を用いてゲノム塩基配列を決定し、ヨーロッパ人に頻度の高い2HLAハプロタイプを含めて多様性解析を実行した。その結果、HLA-DRA遺伝子近傍に位置するブチロフィリン様遺伝子(BTNL2)のみの多様度が他の遺伝子よりも有意に高く、HLA-DRB遺伝子のヒッチハイキング領域の影響を受けていると考えられたこと、他の研究機関によりこの遺伝子がサルコイドーシス感受性性遺伝子と報告されたことから(Valentonyte et al, 2005)、前年度に見い出したHLAクラスI領域のヒッチハイキング領域はHLAクラスII領域にも見い出され、この領域は疾患感受性を規定するSNP生成と関連することがより強く示唆された。
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