研究課題/領域番号 |
16310161
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
新川 敏光 京都大学, 大学院・公共政策連携研究部, 教授 (30216212)
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研究分担者 |
池上 岳彦 立教大学, 経済学部, 教授 (50202875)
櫻田 大造 関西学院大学, 法学部, 教授 (50225851)
鄭 暎惠 大妻女子大学, 人間関係学部, 教授 (10207326)
藤本 陽子 早稲田大学, 文学学術院, 教授 (00238619)
細川 道久 鹿児島大学, 法文学部, 教授 (20209240)
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キーワード | カナダ / 社会的統合・社会統合 / 国民国家・ナショナリズム / 福祉国家・社会保障 / 連邦主義・連邦制・地域主義 / 国際研究者交流 / 英米文学・ポストコロニアル / 外交政策 |
研究概要 |
1、本年度(プロジェクト最終年度)の研究実施計画では、京都大学で国際シンポジウムを開催するほか、カナダ学会での成果発表、櫻田の海外調査、そして本プロジェクトの成果出版に向けての合宿を予定していた。このうち、櫻田の海外調査は諸事情のため中止されたが、そのほかの計画は成功裡に実施された。 2、京都大学の国際シンポジウムは、「多文化社会における社会統合とナショナル・アイデンティティ」と題して、7月7日、8日の二日間にわたって開催された(京都大学大学院法学研究科COEと共催)。一日目は福祉国家研究の観点から、二日目はカナダ研究の観点から、報告・討議が行われた。本科研メンバー以外の報告者・コメンテーターは、Harold Wilensky(UCバークレー校)、Keith Banting(クィーンズ大学)、Francis Castles(オーストラリア国立大学)、Kent Roach(トロント大学)、Roy Miki(サイモンフレーザー大学)、Smaro Kamboureli(グエルフ大学)、鎮目正人(同志社女子大学)、埋橋孝文(同志社大学)、中西寛(京都大学)の各氏であった。 3、国際発信の観点からは、新川が世界政治学会福岡大会のセッションで報告したほか、鄭が韓国女性開発院国際セミナーで報告、藤本がソルボンヌ大学での学会(Representations of London in the Contemporary novel in English)で発表をおこなった。実務家への成果還元に関しては、池上が自治総合センターや地方財務協会で報告した。 4、本プロジェクトの成果出版については、ミネルヴァ書房から2007年度中に公刊予定である。そのほかの論文・刊行物は、別表に掲げてあるとおりである。
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