研究課題/領域番号 |
16310165
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地域研究
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研究機関 | 上智大学 |
研究代表者 |
赤堀 雅幸 上智大学, 外国語学部, 助教授 (20270530)
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研究分担者 |
私市 正年 上智大学, 外国語学部, 教授 (80177807)
寺田 勇文 上智大学, 外国語学部, 教授 (20150550)
後藤 明 東洋大学, 文学部, 助教授 (50079224)
三沢 伸生 東洋大学, 社会学部, 助教授 (80328640)
東長 靖 京都大学院大学, アジア・アフリカ地域研究研究科, 助教授 (70217462)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2006
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キーワード | イスラーム / 神秘主義 / 聖者信仰 / タリーカ / スーフィズム / サイイド / 国際研究者交流 / 中東 |
研究概要 |
本研究は、時代を超え地域を超えてイスラーム世界に見られる聖者信仰やスーフィズムという複合的現象を対象とし、人類学(聖者信仰研究)・歴史学(教団研究)・思想研究(神秘主義研究)において試みられてきた各個のアプローチを総合して、より普遍性の高い理論構築へと向けることを目指してきた。特定の地域・時代の実践に関する精密な事例研究を基礎としつつも、超地域的・超時代的、さらには可能なかぎり超宗教的に有効な理論を再構築するべく、期間中には下記の成果を上げた。 1.研究会は平成16年度6回、平成17年度4回、平成18年度4回を数え、そのうちには毎年1回の2日間にわたる研究合宿を含んだ。 2.平成17年3月に第19回国際宗教学宗教史会議世界大会において日本中東学会が組織したパネルに積極的に関わった。 3.研究組織全体の関わる発表としては、平成18年6月には第2回世界中東研究世界大会(於ヨルダン・アンマン)において、東長と赤堀が担当してパネルを組織した。 4.成果刊行については、英文による学術誌上の特集を、平成16年度に『上智アジア学』第22号(赤堀担当)、平成17年度に『日本中東学会年報』第21巻第2号(東長担当)、平成18年度にOrient第42号(東長担当)の誌上で組んだ。 5.平成16年度にイスラーム地域研究叢書の第7巻として刊行された論集『イスラームの神秘主義と聖者信仰』(赤堀・東長・堀川徹編、東京大学出版会)にも、本研究の成果は十全に生かされている。 平成19年度以降は、NIHUプログラム・イスラーム地域研究における上智大学アジア文化研究所イスラーム地域研究拠点(SIAS)の研究グループ3「スーフィズムと民衆イスラーム」および京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科附属イスラーム地域研究センター(KIAS)ユニット4「広域タリーカ」が、本研究を後継する。
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