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2005 年度 実績報告書

ヨーロッパ中世における宗教間理解の哲学的基礎

研究課題

研究課題/領域番号 16320007
研究機関早稲田大学

研究代表者

八巻 和彦  早稲田大学, 商学学術院, 教授 (10108003)

研究分担者 薗田 坦  龍谷大学, 文学部, 教授 (40047072)
松本 耿郎  英知大学, 文学部, 教授 (00159154)
山我 哲雄  北星学園大学, 経済学部, 教授 (80230332)
降旗 芳彦  実践女子大学, 文学部, 助教授 (20238661)
佐藤 直子  上智大学, 文学部, 助教授 (60296879)
キーワード神 / 宗教寛容 / 理性 / キリスト教 / イスラム教
研究概要

三年間にわたる研究計画の第二年目にあたる今年度は、研究グループのメンバー各自が研究を推進したのに加えて、一回の公開シンポジウムと一回の合宿研究会を開催して、ほぼ所期の目的を達成した。
公開シンポジウムは、12月中旬に、当初の予定通り、研究分担者である松本耿郎の勤務校英知大学で開催した。研究メンバーの発表に加えて、英知大学に勤務しているBonazzi教授に彼の研究テーマの一つであるトマス・アクイナス『対異教徒大全』についての講演をしてもらった。また、外部からの一般参加者も得て、研究発表に引き続き活発な討論が展開されて有意義であった。
合宿研究会は、3月初旬に二泊三日にわたり伊豆で開催した。研究代表者は当然のこととして、研究分担者も全員が参加できたので、各自の発表はもとより、それに続く討論も、また最終年度である来年度の計画についても、綿密な話し合いができて、おおいに成果が上がった。
しかし、海外共同研究者の一人であるLudwig Hagemannをドイツから招聘して、上記のシンポジウムで講演をしてもらう予定であったが、本人の病気のために来日が不可能となったのは残念であった。来年度に改めて招聘する予定である。
なお、昨年度末に開催したワークショップで発表された研究発表を英文で公刊する計画が、海外共同研究者のもう一人であるWalter A.Eulerらの尽力で進行中であるので、ぜひ来年度中には実現したいと考えている。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (5件)

  • [雑誌論文] 西田幾多郎とニコラウス・クザーヌス2005

    • 著者名/発表者名
      八巻和彦
    • 雑誌名

      「西田幾多郎全集」月報(岩波書店) 16巻

      ページ: 1-12

  • [雑誌論文] Buchmetaphorik als>>Apparitio Dei<<in den Werken und Predigten des Nikolaus von Kues2005

    • 著者名/発表者名
      八巻和彦
    • 雑誌名

      Mitteilungen und Forschungsbeitraege der Cusanus-Gesellschaft 30

      ページ: 117-144

  • [雑誌論文] 「文明の衝突」の時代の宗教寛容論2005

    • 著者名/発表者名
      八巻和彦
    • 雑誌名

      宗教研究 LXXIX-2/345

      ページ: 190-220

  • [雑誌論文] 「キリスト教国」における倫理の教育--ドイツを一例として2005

    • 著者名/発表者名
      八巻和彦
    • 雑誌名

      比較思想研究 31

      ページ: 23-32

  • [雑誌論文] Die Bedeutung geometrischer Symbole fuer das Denken des Nicolaus Cusanus2005

    • 著者名/発表者名
      八巻和彦
    • 雑誌名

      Mitteilungen und Forschungsbeitraege der Cusanus-Gesellschaft 29

      ページ: 295-312

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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