研究課題/領域番号 |
16320008
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
堀池 信夫 筑波大学, 大学院・人文社会科学研究科, 教授 (10091927)
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研究分担者 |
井川 義次 国立大学法人琉球大学, 法文学部, 教授 (50315454)
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キーワード | 中国イスラーム哲学 / 啓蒙哲学 / 朱子学 / 王岱輿 / ヴォルフ / ノエル / 宣教師 / 儒教 |
研究概要 |
研究代表者は、中国イスラーム哲学章創期の哲学者王岱輿を中心に、中国哲学とりわけ朱子学との関連について研究を進め、17年度中には数点の論文を発表し(平成17年度の研究成果参照)、またいくつかの学会研究会等で研究発表を行った。 分担者は、朱子学の西欧諸語への翻訳によるヨーロッパヘの紹介を基軸に、朱子学がヨーロッパの啓蒙哲学の根幹に浸透し、ヨーロッパ哲学史の流れに大きな役割を果たしていたことの実証的な研究を進め、やはり論文数点を発表した(平成17年度の研究成果参照)。 なお、平成17年度中に研究協力者等の協力により、以下の5回の研究会を開催した。 ○第5回明清東西思想交渉研究会(平成17年4月7日筑波大学東京キャンパス) 杜維明(ハーバード大学)「儒教的ヒューマニズムの創造的変容における宗教的反省」 ○第6回明清東西思想交渉研究会(平成17年5月22日筑波大学人文社会系棟) 王啓発(中国社会科学院)「鄭玄三礼注及其思想史的意義」 ○第7回明清東西思想交渉研究会(平成17年8月30日筑波大学人文社会系棟) 貝田章子(筑波大学)「成玄英と仏教」 今井裕一(筑波大学)「皇侃の科段説」 孫険峰(筑波大学)「北朝の儒学と崔浩」 ○第7回(追加)明清東西思想交渉研究会(平成17年11月13日筑波大学人文杜会系棟) 今井裕一(筑波大学)「皇侃の科段説その2」 孫険峰(筑波大学)「北朝の儒学と崔浩その2」 ○第8回明清東西思想交渉研究会(平成18年1月7日筑波大学東京キャンパス) 仁子寿晴「劉智の自然学とその西方イスラーム世界起源」
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