研究課題/領域番号 |
16320010
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研究種目 |
基盤研究(B)
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
櫻井 義秀 北海道大学, 大学院・文学研究科, 教授 (50196135)
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研究分担者 |
土屋 博 北海学園大学, 人文学部, 教授 (30000607)
渡辺 学 南山大学, 総合政策学部, 教授 (20192817)
キサラ ロバート 南山大学, 人文学部, 教授 (80278308)
弓山 達也 大正大学, 人間学部, 助教授 (40311998)
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キーワード | カルト問題 / 統一教会 / 社会秩序 / カルト問題研究プロジェクト / オウム真理教 |
研究概要 |
初年度は、各研究者同士の問題意識、調査方法、対象集団・地域との関わりを再確認することを目標にした。活動実績は下記の通りである。 1 研究会は、2004年12月11日に南山大学宗教文化研究所で開催した。発表者は、1)櫻井義秀「オウム反対住民運動の類型論的考察」2)中西尋子「韓国の統一教会と日本の女性信者の動向」3)渡辺太「救出カウンセリングの論理をめぐって」であった。 2 「宗教と社会」学会の研究プロジェクトとして「カルト問題研究プロジェクト」立ち上げ、十数名の研究協力者を得た。メーリングリストで意見を交換している。 3 「カルト問題研究プロジェクト」ホームページを作成し、カルト問題に関わる基礎的概念の整理を行い、一般公開している。(http://www.hucc.hokudai.ac.jp/~n16260/proj/index.html) 4 研究代表者は、上記の研究活動を組織し、数本の論文を発表した。また、オウム真理教(アーレフ)に反対活動を行う地域として、藤岡市、龍ヶ崎市、世田谷区千歳烏山地区の調査を行った。機関調査としては、日本脱カルト協会の夏期セミナー参加、霊感商法被害対策弁護士連絡会の集会に二度参加した。 5 分担研究者各人の研究は次の通りである。弓山はスピリチュアリティとインターネットの研究、渡辺はエホバの証人の脱会者研究、キサラは、日本人の宗教意識を研究した。 6 研究協力者の中西尋子は韓国において統一教会信者への聞き取り調査を実施した。 このような研究活動をふまえて、次年度では、韓国と日本、アメリカと日本のカルト問題に関わる宗教意識の比較研究を行いたいと考えている。
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