研究課題/領域番号 |
16320041
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研究種目 |
基盤研究(B)
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
武田 雅哉 北海道大学, 大学院・文学研究科, 教授 (40216908)
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研究分担者 |
東田 雅博 金沢大学, 文学部, 教授 (50155496)
立川 健治 富山大学, 人文学部, 教授 (20227086)
杉本 淑彦 京都大学, 大学院・文学研究科, 教授 (30179163)
斉藤 大紀 富山大学, 人文学部, 助教授 (70361938)
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キーワード | 外国人 / 異人 / 図像 |
研究概要 |
今年度は以下のような日程で、三度の研究会を開催した。 第一回(2004年10月2日、3日。北海道大学文学研究科)では、各分担者から、各自の研究テーマについて現状報告を行なった。その内容は以下のようである。斉藤大紀「中国のうちなる異人-沈従文『アリス中国游記』に見る少数民族」、杉本淑彦「ルーヴル初代館長ヴィヴァン・ドノンのエジプト遠征」、立川健治「<異人>としてのかつての日本」、東田雅博「近代イギリスのアジア・イメージ」、武田雅哉「中国人による日本人の図像表現-日清戦争時期を中心に」。また、今後の研究の方向についての議論を行なった。 第二回(2004年12月3日、4日。富山大学人文学部)においては、研究分担者である東田雅博の著書『纏足の発見』(大修館アジアブックス59、2004年)について、著者から紹介が行なわれ、さらに「リトル夫人の著作の図書館所蔵状況」「纏足の研究、反纏足運動の研究の歴史と現状」「リトル夫人の婦人参政権運動との関わりかた」「フォーセットとリトル夫人の関わり」等のテーマについて問題提起があった。その後、研究分担者全員による合評と議論を行なった。さらに、今後の研究の方向について意見交換がなされた。 第三回(2005年3月3日、4日。上海市、上海国際飯店)においては、上海、蘇州における東西交渉の痕跡群(建築物、公園、競馬場跡、博物館等)を全員で調査しつつ、図書資料、図像資料等の収集につとめた。さらに、"encounters"と"図像表現"をキーワードに議論を深め、今後の方向について意見を交わした。 以上の研究会のほか、各研究分担者においては、個別の研究が進められた。
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