• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2006 年度 実績報告書

ヨーロッパ現存中国学資料の研究

研究課題

研究課題/領域番号 16320045
研究機関立命館大学

研究代表者

上野 隆三  立命館大学, 文学部, 教授 (80213388)

研究分担者 高田 時雄  京都大学, 人文科学研究所, 教授 (60150249)
芳村 弘道  立命館大学, 文学部, 教授 (50330006)
氏岡 真士  信州大学, 人文学部, 助教授 (60303484)
キーワード漢書故事大全 / 金楷理文庫 / ロシア科学院東方学研究所 / ローマ図書館所蔵広東俗曲 / ヤギエロンスカ図書館 / 撃壌新歌
研究概要

今年度は3年間の研究期間の最終年度ということで、海外の研究者を招いて11月11日にシンポジウムを開催した。ロシア科学アカデミー東方学研究所サンクトペテルブルグ支所長Irina Popova女史が「ロシアにおける中国学資料収集の歴史と現状」、ドイツ・ベルリン国立図書館職員・東洋書籍担当Cordula Gumbrecht女史が「ドイツにおける中国学資料収集の歴史と現状」、研究分担者である京都大学人文科学研究所の高田時雄教授が「ヨーロッパにおける中国学資料に関する調査報告」と題して、それぞれ報告を行った。欧州の中国書籍の専門家による講演が日本で行われることは珍しく、日本の研究者の多数の列席を得て、活発な議論が行われた。
今年度は年度末の報告書完成に向けての打ち合わせを頻繁に行った。研究代表者と研究分担者の全員の打ち合わせば上記のシンポジウムの前の1度のみであったが、その他は適宜、電話やメール、あるいは少人数の会合により打ち合わせを行った。そしてバチカン図書館所蔵の『漢書故事大全』、ローマ図書館所蔵の俗曲『五郎入寺』、ロシアの図書館の中国書の研究について、報告書にまとめることとした。
欧州における現地調査は6月に高田がイタリアヘ、1月に高田がボーランドヘ、2月に氏岡がオーストリアに調査に赴いた。高田は前年に引き続きイタリアのジェノアのキヨソネ美術館において金楷理文庫の中国語史資料を調査し、さらなる成果を得た。また新たにポーランドのクラコフ市のクラコフ大学ヤギエロンスカ図書館において中国文学および中国語学関連資料を調査、収集した。氏岡はオーストリア・ウィーン市のオーストリア国立図書館において『撃壌新歌』などの中国白話文学資料を調査、収集を行った。芳村と上野はこれまでに収集した資料をもとに、国内で調査研究を行った。

  • 研究成果

    (7件)

すべて 2007 2006

すべて 雑誌論文 (5件) 図書 (2件)

  • [雑誌論文] 老いを生きる白居易2007

    • 著者名/発表者名
      芳村弘道
    • 雑誌名

      文藝論叢 68

      ページ: 367-383

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] 影印挿増乙本《水滸伝》缺葉補遺2007

    • 著者名/発表者名
      氏岡真士
    • 雑誌名

      人文科学論集(文化コミュニケーション学科編)(信州大学) 41

      ページ: 59-80

  • [雑誌論文] 敦煌學國際聯絡委員會的任務2006

    • 著者名/発表者名
      高田時雄
    • 雑誌名

      南京師範大學報 2006-9

      ページ: 1-2

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] 清野謙次蒐集燉煌寫經の行方2006

    • 著者名/発表者名
      高田時雄
    • 雑誌名

      漢字と文化 9

      ページ: 9-11

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] 敦煌遺書郊與漢語史研究2006

    • 著者名/発表者名
      高田時雄
    • 雑誌名

      敦煌研究 100

      ページ: 136-138

  • [図書] 分類補註李太白詩(三)2006

    • 著者名/発表者名
      芳村弘道
    • 総ページ数
      412
    • 出版者
      汲古書院
    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [図書] 梵諦岡圖書館所藏漢籍目録2006

    • 著者名/発表者名
      伯希和編, 高田時雄校訂・補編
    • 総ページ数
      254
    • 出版者
      中華書房(北京)

URL: 

公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi